sasakiの日記
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「最近ね、なんだかしみじみ、僕とこの楽器だけで生きていってもいいんだなあって思うんですよ。前まではこんなに長いこと音楽やるなんて思ってもいなかったし、色々セッションして、いろんな奴と出会って、音出すことだけに夢中で、たぶん自分が何やってるのかも良くわかんなかったみたい。結構いい年になってきて、なんて言うのかなあ?身も心もって言うのかなあ?この楽器抱いて死ぬんだと思うようになってきたんですけど、変ですか?」 「言ってることも、進む方向も多分理解できると思うんだけど、変だと思う。」 このところミュージシャンの曲がり角、若しくは変節期、じゃなかったら人生死なばもろとも期、普通に言って人生観の変調に付き合う機会が多くて、夫々賑やかにいろんなこと、おそらくたのしいことを考える時期に来ているみたいで非常に楽しい。世のなか景気が悪いにもかかわらず、音楽家は太平楽なのだ。最もこうじゃなくっちゃいけない。何も世のなかのネガティブなものに付き合っていく義理も何もないのだ。 僕らはこれからますますキリギリス度を高め、冬を迎える最中にバイオリン弾いて歌を唄うのだ。 毎日ギターを弾けばまだまだ上手くなるはずだ。 昨日覚えたことを忘れさえしなければ。
本棚の上に軟式のボールが置いてある。 ここに引越ししてからのものだと思われる、が、記憶にない。 人からもらったものだと思うんだけど、いや、違う、まだ白石にいた頃キャッチボールしていた時期があった。35、6のころだから、もう、20年以上になるか?黄色にに変色しているけれどまだ空気はパンパンに入っていて、フォークボールの握りをしてもきちんと硬い。空気が抜けないというのがすごい。 さっきから、グローブをさがしているんだけど、見当たらない。 青いグローブで多分買ったんだと思うのだけど見当たらない。 随分キャッチボールをしていない。 軟式ボールは振ると中でカシャカシャ音がする。 植物の種が入っているような音がする。 この中に入っているものにきっと何かのわけがあるんだろうけど、想像がつかない。 土に埋めると軟式ボールの実がなるのかも。 本棚というのは結構色々なものがのっかっていて、アメンホテップ3世の像まである。 可楽の「らくだ」を聴く。
sasaki

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