sasakiの日記
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2007年06月22日(金) 僕は相変わらずです

 このブログを見つけたと言うメールを受け取りました。
 そっちはそっちで日本語変換が壊れてしまって普通のメールが打てなくなり、そのせいで僕は英語で打つのが面倒になり(ごめんなさい、相手が日本人に打つのだから別に文法、諸々の決まりなどはぶっ壊れていてもある程度のニュアンスは分かってもらえると思っても、なかなか簡単ではなくなり、ついには少しの空白、ひいては送ったメールが不時着と言う憂き目にあって、しばらく普通になってしまいました。)とりあえずメールは無事に届いています。
 僕は札幌の街で元気に暮らしています。あの頃から比べても札幌はそんなに変わっていない気がするんだけど、知らない区画が増えてきているところをみるとどうもそうではないみたいです。ニニユウに行く途中の美しい畑と川、鉄橋はまだあのまま綺麗です。
 O君はもうあそこにはいなくって、札幌で2番目の彼女と仲良く暮らしています。考えてみると長かったようでもあり、ものすごい勢いで過ぎていったようでもあります。いろんな人と話しをするんだけど、まさか57と言う年が本当にあるなんて思いもしなかったよなと。今、日本は年金の問題で、みんなで国にやきを入れている最中です。どっちにころんでもすわりのいいところで手打ちに成る気配はなく、僕らがもっと年をとったときには、かなりひどい常態になっていると思えます。ゆくゆくは昔みたいにみんなでデモ。かなり緊迫したことになると想像しまし、そろそろ、ひと暴れしないと骨の髄まで吸いとられてしまいます。前にロンドンに行った時スタジオの帰り、夜中に車が道路の端で燃えているのを目撃し、誰もそんなに驚いていないのをみてそんなもの名なのか?と思った記憶があるけど、人が荒れ始めています。中途半端なことだらけで、ゆるい世の中が進んでいきます。
 ロンドンの生活はもう何年になりますか?
 留学してからずっとだから。
 随分経つよね?
 ここだと日本語で書けるので、どうなんだろうと思いながらも書いてみました。いろんな人が見てるところなんだけど緊急避難ということで。
 元気だと嬉しいな。

 藻岩山の頂上でベーカー・ショップ・ブギの肇に会った。
 僕は蛇が怖いのでしばらくはこの山には登らない、蛇ガ寝る時期が来るまでひたすら平地をスワンソングの悪魔のようにひた走る決心をした。今日、岩藻岩山の頂上にいるのは「そういえば、やや、久しくロープウェーに乗っていないなあ、記憶の範囲では大学の頃か?教育大学がすぐ側にあってそれで誰かと昇ったなあ。決めた、載ろう」という経緯。
 夕方6時発の便(便と言っていいものなんかは分からないけど、とりあえず。)乗客は7人。今日の定員55人と書いてある。なんだろう?きょうの定員って。その日によって定員が変わるみたいだ。時間が来ていきなり発車。
 えっ?こんなに早かったっけ?と言うほど早いような気がする。時速18キロで上に昇っていく。この時速18時ろと言うのは一緒に乗っているガイドの人が報告するので覚えている。右を見ろ、左を見ろ、下を見ろ、車両がすれ違うから手を触れだの、とにかく色々させる。あっという間なんだけどいろんな情報が入る。
 しばらくはもう載らない。当たり前なんだけどとても高いところを滑走していく。とにかく、下を見ると目が回るくらい高い。この高さで人を乗せ、あまつさえ時速18キロで風に揺られながら走って法律にはふれないのか?と言うくらい人を脅かす。蛇も怖いけど高いところはそれよりももっと怖かった。自分では高所恐怖症と言うのは充分理解していたはずなんだけど、自分の家からみるゴンドラはモイワのたかだか531メートルのちんけな山をノンビリ間抜けに登っていくと見えたのだけど、見ると乗るとは大違い。どうしてみんな叫びださないんだろうと言うくらい高いところを上り下りしている。せめて入り口に「思ったよりは高いところを走りますので高いところの苦手な方はもう一度きちんと考えてからお乗りになることをお勧めします」張り紙を出すべきだ。
 まあ、いい。もう乗らない。わたしは本当に因果な奴だ。
 頂上でベーカショップ・ブギーの肇にあった。
 もしかしたらいるんじゃないかと思ったら丁度下山するところらしく一言ふたこと話をしてわかれた。蛇が出るからしばらく昇らないというと「俺は今年はまだ遭遇していない。」といって林の中に消えていった。格好いいなあ。この間までは自分もそういう仲間の一人だったのに今ではロープウェーで山頂にいる。なんと情けない奴なんだろうと思った。もう一度昇ろうとも決心したんだけど、今度昇ったら5ニョロくらい見かけそうで、そのうち2ニョロは木の上から降ってくという予感さえある。

 明日は三角山。励ましの便りを出そう。ニョロニョロ。

 



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