sasakiの日記
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自転車のサドルをもう少し調節したくて自転車屋で六角レンチを買おうとしたら、なんと呉れるという。世の中には親切な人がいるものだ。この間なんか、たかが空気を入れるだけで100円も取られた。最も自分の腕でポンプを上下させれば只なんだけど、横着してコイン式の空気入れを使うと金を取られる。こういうところはもう若くはない。自転車の空気入れにも疲れるようになってしまった。こういう奴は本来自転車なんかに乗っちゃいけないんだけど、気持ちのいいところだけついとってしまう。 只でもらっちゃった、やれ嬉やと思い、少し走ってからさっそく使おうとしたらなんと、口径が合わない。つくづくと自転車にあいているレンチ用の穴を見ると、どうして統一しないだろうと思われるくらいいろんな口径の穴が開いていて、ひとつのレンチじゃ用をなさない。 こっちの不注意もあるんだけど、ね?お願いだからひとつのレンチで水筒の穴、サドルの穴、ブレーキの穴、上下の穴、全部まかなえるようにしてくれないかなあ。 人は一日のうちにどれくらいの文句をたれるんだろうとその時思った。 次に通り道にスクーター屋があったので件のレンチ置いてないかと尋ねたら、売り物の工具は置いてませんという変な答え方をする女の子が店先にいて、不審者を見る目つきをされた。 僕は朝からレンチを探しに町を徘徊する。 ついでだから事務所の佐々木に電話する。 事務所の佐々木は苗字が僕と同じなので、時々、電話越しに僕の奥さんですか?と聞かれることがあるらしい。 その佐々木にヤマハから頼まれている原稿が書きあがったので取りに来るか、僕が届けるか、どっちがいいか聞いたところ、佐々木もちょうど自転車で中島のヤマハセンターに行くところだから、ヤマハで落ち合いませんかと言う返事が返ってきた。車の免許がないからと言って朝っぱらから自転車で走り回るんじゃない。なんか貧乏臭いじゃないか。仮にも僕の事務所なんだよまったく。 ヤマハセンターに着いたら、もう先に到着していて、リハーサルスタジヲを押えたということだった。かんしん、感心。 ついでにサンプル盤をもっていないかと聞いたら、今手元にないので、門間にここまで運ばせるので暫時お待ちをと言うことで、ふたりでややしばし待つことにした。 今日はヤマハ休みということで人気がほとんどない。 二人で椅子に座っていてもあまり話は弾まない。 今流行の負け犬とパラサイト男の話をするのだが、益々話が弾まない。 別にデートじゃないから話が弾まなくてもいいんだけど。
目の前をひとりのおっさんが通り過ぎる。 横顔で通過していくんだけどなんか見たことがある。 向こうも一瞬こっちを見る。 一岡だ!! 36年ぶりだ。1年2組。森田組だ。 一岡か?と聞くとそうだという。 向こうももう認識している。 何しにヤマハに来たのかと問うと、サックス買いに来たと言う。 サックスはいつから吹いているのかと問うと、まだ吹いたことはないと言う。金が余ってるからサックスでも吹こうかと思いついたということで、それはいいかもしれないとこっちも賛同する。 金が余ってるからと言うのが36年ぶりに会ったせりふとは思えない潔いものだったので、こいつは相変わらずいい男だと思った。このいい男だと思ったというところの根拠は基本的には何もないんだけど、何でもさらっといえる男と言うのが世の中には生息する。 岩見沢で医者やってると言う。 今度岩見沢に行くことがあったら看てもらうことにしよう。 同級生に体全般、健康状態などを見てもらうというのは結構楽しいかもしれない。 そういえば、3日前に36年ぶりに下山にあったばかりだ。それも1年2組森田組。いったいどうなってるんだろう?日にちをおかず36年ぶりの邂逅というのは可也珍しいと思う。ギネスものかもしれない。今度は寺岡さんにあえたらいいなあ。寺岡さんと言うのは・・・・・。別に説明はしたくない。 少し話をし、名刺をもらって別れる。 53歳からサックスを始めると言うのは格好いい。
佐々木はオレンジジュースを飲んでいる。 門間はまだ来ない。 ふと、佐々木を見ると 少し、膨らんでいた。 思わず「こういうことは聞いちゃいけないんだというのはよくわかってるんだけど、同じ事務所のよしみ、単刀直入な聞いてみたいと言う本能だけで聞くんだけど、太った?」、これは通常セクハラと呼ばれる類のものだと言うことは十二分に理解している。時には訴えられても仕方ないことだと言うこともわかってるんだけど、こみあげる興味には勝てなかった。 「そうなんですよ、このところビールがおいしくって、幾分むくんでいるんですよ。」「ビールと一緒に鳥のから揚げとか枝豆とか?」「そうなんですよ、もうこの季節とにかくビールがおいしくって、太ったの分かりますか?」、「うん、比較的よくわかる、と言うよりも解りやすい。」 門間はまだ来ない。
札幌は今ビールが美味しい季節なのだ。
その足で姉のところに行く。親はもう帰りたい光線を発射している。 今度の船旅はスイートだという。あんまり色々気を使ってもらうのでもう二度と来たくないということだが、流石佐々木家の親。屈折の仕方が違う。 中尊寺の話はまた今度。ようやく風邪菌が体から抜けた。
sasaki

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