sasakiの日記
DiaryINDEX|past|will
| 2003年09月30日(火) |
Midnight Station |
夜のホームは 人も途絶え 白い吐息が 夜の闇に溶ける 冬はもうすぐそこ
潮の香り このホームまで 見送るように 漂ってきて 僕の手に触れる
Midnight Station 空は冴えわたり Midnight Station 星の雨が降る もうすぐ Sunrise 行の汽車が着く
札幌駅から夜の夜中に小樽に行く電車が出るといううわさを聞いたことがあった。 車両は一両だけで、駅の改札を通らずに線路沿いに駅構内に潜り込み、自由に乗車出来るらしい。 別に目的があるわけじゃないらしい。小樽の駅についてしばらくするとまた札幌に戻ってくるだけという不思議な電車。 乗ったというやつは誰もいなくって、ただ噂話だけが僕らの周りをノンビリと漂っていた。 今はもう4丁目プラザという呼び名はなくなり、次つぎとビルの呼び名が変わり、こっちももう覚える気がなくなるほど様変わりする前の話。その4丁目プラザの中小路を円山のほうに右に曲がると突然森に迷い込む、などといった話ばかりをしていた頃の話だ。この話は本当らしくて、現に森の中に迷い込んだというやつから聞いた。ビル街の曲がり角に突然森が出現し、そこに迷い込むなんてラッキーなやつだその時は と思った。 夜の夜中に小樽に向かって1両だけの電車が発車する。前照灯を点けて寝静まった札幌を抜けて手稲、銭函、小樽築港、小樽と走ってゆく。山の端っこに寝待の月。 誰が考えたか知らないけど結構気に入ってた噂話。 この話にはドラム缶が出てくるんだけど、いったいどこにそのドラム缶が絡んでくるのかもう思い出せない。とても重要なファクターなんだけど。どういう関係だったんだろう?今思い出したんだけど、このドラム缶は少し気味の悪い話にもなっていたような気がするんだけど。思い出せない。 この頃道ならぬ恋をしていた。先のない、もうじき壁が待っているというような付き合い。いや、もう終わっていたか? 僕は一日中そのことを考える生活にそろそろ疲れていたんだと思う。 前に進む、進まないといけない、昼間の生活に戻りたいというようなことを夜の中で考えていた。若い男は夜をひたすら無駄に使うことに専念する。 そういったわけでこの歌には単純なキーワードが放り込まれている。
僕は今毎日バスに乗って街まで出かける。この間までは地下鉄。 路面電車に乗る生活を送ろうとして引越し物件を探してみたんだけど。いざ生活するとなると路面電車よりもバスのほうが圧倒的に近い。 時刻表というのが思いのほかプレッシャーになる。そんなに本数がないのでどうしても行動が制約される。地下鉄があったときはおおよその見当をつけて駅まで行けばよかったのだが、今はそうは行かない。バスを待つのがいやでぎりぎりに家を出る。そうするとどうしても急ぎ足になる。これが結構疲れる。
まだドラム缶のことが頭にこびりついたままになっていて。思い出しそうにない。何か書いていたら思い出すかもしれないとぐずぐずしていたんだけど何も出てこない。 ドラム缶はこの電車の話のどこに収まるんだったんだろう?
Midnight Station 真昼の国へ Midnight Station 僕は帰る もうすぐ sunrise行の汽車が出る
夜のホームは 人も途絶え 白い吐息が 夜の闇に解ける 冬はもうすぐそこ
sasaki

|