sasakiの日記
DiaryINDEX|past|will
| 2002年10月25日(金) |
スポ太郎のことを書いた日記があった |
それにしても寒い。 スポ太郎は寒さに弱い猫なので、これからの冬はけっこう辛いのかもしれない。 兎に角、少しでも油断すると、僕の股の間に納まりかえってくつろごうと虎視眈々狙っている。まあ、のせてやっても良いんだけど、夏にあれだけ知らん顔で生きてきた癖に少し気温が下がったからと言ってそう簡単にすり寄ってきて、体温のおこぼれをもらおうなんて言う了見が悪い。そばに来ると太股を胸につけて乗られるのを阻止する。他愛もない意地悪といえば他愛もない意地悪なんだけど、50の男がすることとしてはちょっと器量が狭いのではと思われる。 ただ重い。ひたすら重い。10分も乗っていられると足が痺れてくる。普通、猫に乗られて足や腿が痺れてくるという話は聞かない。益々愛情が湧くということがあっても足は痺れない。布団の上にまで乗ってくる。重すぎて寝返りだって打てないんだから。冗談ではない。その度に起きて追い払わなければならないから、寝不足に拍車がかかる。アイツは僕が了見の狭い男だと見抜いているかもしれない。
スプーンが家に来たときのことを書いた日記が一月分ある。読み返してみると、もっと続けて書いていれば良かったのにと少し後悔がわいた。大体は日記だから本当のことが書いてあるんだけど、実は下心(猫日記を書いて本にしたいなあ。タイトルまで付いている。『スプーン気の毒』と)があってこれを書いていたので幾分のフィクションも混じっている、実名虚名が混じっているので実名の方はごめんなさい。んが、気にしないで読もう。一体誰に呼びかけているんだろう?
8月9日 大介と一緒に猫を受取に高瀬さんの家に行く。何度行っても一度でスエーデンヒルズ迄辿り着いたためしがなく、2時間半もかかってしまった。途中、大介の入試状況等を聞いてみるが、やればやるほど新しいことが出来て、新鮮でかつ興味深いなどとノンビリしたことを言っている。来年もだめだろう。 高瀬邸に着き、雑談していてテレビの上に寝ている猫を見た。クレオかと思っていたら、どうもスプーンらしい。想像していたのとは圧倒的に大きさが違い、まるで成猫である。なんだかがっかりする。手のひらに入るくらいのものだろうと思っていたが、ふたかかえ以上もあり驚く。3ヶ月目の予防注射は済んでいるということだが、次は8月14日頃が目安だといわれ結構面倒なものなんだと思った。 1時間ほどで辞去の挨拶をして、段ボールでスプーンを貰い受け、高瀬邸を後にする。途中の大型スーパーで 猫用のトイレと食器トレー、それに猫缶を買って家を目指すが、親からいきなり離されたせいか何時までも鳴きやまず、要らないから返そうかと大介に相談したが無視された。 家に着くとさすがに諦めたのか、それとも親子の情愛が薄いのか、家の見聞をあらかた済ませると落ち着いたようだった。 家の中に自分以外の生き物がいると思うと落ち着かず、ひとりでいたときのペースがどこか狂いだしているのに気づく。ソファに寝転がってテレビを見ていると寂しいのかそばに寄ってきて、身を擦り寄せながら鳴き声をあげる。考えてみるとまだ赤ん坊なんだ。育っているけど生まれてからまだ3ヶ月しか経っていないのだ。 就寝時間になりベッドに入ると、呼びもしないのについてきて自分の位置を決め寝込む。 かわいいもんだ。
ーーーーそれにしても今は何抱えあるんだろう?大介はまだ浪人生だった、それが今や30のオヤジだ。そうかベッド生活をやめて10年以上経つのか?ーーー
明日は三角山じゃ。今日は散々大きな声を出して説教をたれていたせいで発声練習はしなくても大丈夫だろう。もっとも、失恋の痛手はそう易々とは収まらないのだろうが、耐えるしかない。若しくは首でもくくるか、ね?これは先週のボンズの続き。私のことじゃないから。あーーーーー失恋かあ?今は取りあえず羨ましくはない。若いのは羨ましいけど、こんなもんまでついてくるから。50でいい。
百章の4人分のリハは打ち上がった。次の日曜日は2代目、3代目の練習。
風邪の心配ばかりしている。この季節はこのことだけでも本当に疲れる。一度心おきなく風邪が引いてみたい。など馬鹿なことを言うと忍び込まれそうだからこれはなし。
sasaki

|