sasakiの日記
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2002年07月05日(金) 喫茶店はどこに行った

 ほんの少し前まで札幌には膨大な数の喫茶店があったはずなのに、近頃は適当な店を捜すのに本当に苦労する。
 本来は時間が止まっているように感じさせてくれるのが喫茶店のいいところなのに、どうも近頃の店はね、のんびりとおちつけない。
 この間、その喫茶店で暇にまかせて一日の大体の入店者数を適当な勘で計算したら、これがものの見事に儲からない。日に日に減るはずだ。
 
 どうも流行っている店があったり、人が入らない店を目の前にするとそこの台所事情を計算する癖がある。悪い趣味だと思うがどうにも止まらない。
 
 五十嵐から電話があり、どこかで打ち合わせしたいと言うことなのでパルコの裏にある「シャノアール」という喫茶店で待ち合わせることにした。相手が男だから待ち合わせても全然ドキドキしない。
 去年、おっかないということで評判のマリちゃんとCDを渡すため待ち合わせしたときには、真理ちゃん、人妻なのに僕はとってもドキドキした。
 その時堅く思ったことがあった。
 人はどんな形であれ、喫茶店で異性と待ち合わせをし話をした方がいい。
 気がついてみると、人と待ち合わせするときは大体飲み屋だ。
 生活改めよう。

 五十嵐の話に戻る。
 僕は大概、待ち合わせして人にはまず負けないんだけど、五十嵐は僕よりも早く来ていた。お互い年は取りたくないもんだ。
 13日の打ち合わせが一応の目安だった。
 お互いの今のところ持っている業界の情報を交換して1時間。ここでコーヒーのお代わり、続いてサッカーのテレビゲームの話で30分、麻雀の講釈で30分、ライブの打ち合わせ20分。
 まあ、こんなもんだろう。
 五十嵐は相変わらず一生懸命、人の目を見て話してくれる。
 とっても困る。
 世の中には激しく人の目を見て話す人たちが居る。そんなに一所懸命に見なくてもと言う人たちがいる。
 ふと思ったことは、僕はどのくらいの勢いで人を見ているんだろう。
 興味は尽きないもんだね。
  
 
 しばらく麻雀してないなあ。
 牌、つもりたいなあイーピンとか、チュンとかつもりたいなあ。
 リーチかけてつもるときの感触しばらくぶりに味わいたいなあ。
 一回くらいはチョンボもやってみたいなあ。悲しいだろうな、きっと。
 誰か電話かけてこないかなあ。
 もう一晩中は出来ないかもしれないけど。
 「ローーーン!オヤッパネ!」、いいなあ。 

 
 シャノアールは僕が高校生の頃からあった。
 マイナーもメジャーも何もチェンジ無し。
 
 もうダメだ。空腹の限界。
 わしゃ、飯を食う。
 今日はそこそこのメニュウ。
 最初から読み返してみると、モチベーションがズルズル落ちていくのがよくわかる。
 今日はもう帰ってこないよ。
 
 朝、母親から、夕方、父親から電話あり。取り立てて用があったわけでもないみたいだった。

 

 


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