sasakiの日記
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2001年09月03日(月) thank you !52かと思ったら51だった 


 まあ、どっちでもいいんだけど、51でも52でも。

 どういう訳か実年齢より一年先の年の気分で入るらしい、日々。

 数えとか満とかと言うことでもない。兎に角気が急いている、性分によるもの。

 春が来たら、夏の心配をし、夏が来たらもうすぐ秋の気配がするとおびえ、今はもう冬の寒さにげんなりしている。

 年を取っていくとだんだん親に似ていくということをよく聞く。
 僕の父親はとにかく気忙しい人でじっとしていることが出来ない。次から次から先のことばかり考えて落ち着くということがない人だ。今でこそ動こうにも年の方が勝ちすぎてやむなくじっとしているが、多分、忸怩たる思いで田舎の景色を眺めて暮らしている様な気がする。

 再来週あたり田舎に行って、また一段と古くなった両親を見に行ってこようと思っている。ちょっと油断すると年寄りはすぐに年取っていく。それでもまだ二人とも元気でいてくれるから本当にありがたい。
 はてさて、また船か?多賀城から石巻まで電車、バスに乗り換えて飯の川迄、そこからタクシーで家。
 この間までは石巻まで親父が車で迎えに来ていたが、隣で見てるとセンターライン辺りを走りたがるので、それに時々右側を走ったりすることもある。とこの間行ったばかりの姉が言ってた
 本人に注意すると「気にするな」と言う。
 いくら親とはいえ、まだ一緒に川は渡りたくはない。
 そんなこんなで今年から運転はやめたらしいが電話を入れ、行くことを告げるとまた、石巻まで車を転がして迎えに来る、と言うことも充分に考えられるので黙って行こうと思うのだがそうもいかないか。
 免許を持って居るんだから僕が運転すればいいと世間は思うだろうが、ものはそう単純ではなく、父親はハンドルを渡そうとしない。これから先短い人生、どうせ死ぬなら自分の手でと思っているのかもしれない。確かに似たもの同士ではある。

 実を言うと飛行機はかなりコワイと思い始めている。気胸なんかどうでもいいんだ。空の上に浮かんでいると想像するだけでもうどうしょうもなくなる
 墜落死するよりも溺死を選ぶよ、おいらは。
 とくに飛行機に乗り、飛び立つ前に閉められるドアを見ているとパニックになる。
 「おおーい、開けてくれ。俺は降りる、たーすーけーてーくーーーれーーーーー」状態になる。一応顔には出さないけど。

 まあ、今日は誕生日。穏やかな気持ちで一日を過ごそうと思っている。
 皆さんの心遣い感謝感謝。

51になっても50の頃の気持ちを忘れず{なんだそれ?さっきまで50だったろうが。}日夜精進しますので新しく年取った佐々木を今後も宜しくご指導お願いする。ピース。
 


sasaki