日刊オバちゃん白書 --婆ウォッチングのミラーサイトでござる--
* いんふぉめ〜しょん *
2001.3.18〜 24年続けてきて、もはや生存確認

岩手ってところ 2022年11月10日(木)



マジっすかー、ということが実際にあったのだ、
それを見聞きしてきたとおりに書いているのだ。

ってのが衝撃ね。
日本のチベット、と言われていたからね、岩手。
(とりあえずチベットに謝っておきましょうか)
それが決して大袈裟ではなかったことが、
この本からは読み取れる。
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オシゴト関係の研修でちょこっと紹介された本だった。
気になったので、急いでPC画面をスマホで撮り、
ふと立ち寄った書店で探すともなく探したら、あった。

父方の田舎は、伊達藩の家臣の流れ。
本家には鎧兜があった・・・・けれども、農家。
猟のための鉄砲もぶら下がっており、
もちろん、土間続きで馬や牛が飼われていた。
ごく幼いころに目撃した葬式の風景は
今でも鮮明に・・・でもモノクロで、記憶にある。

亡くなったのはウトヨ婆さん(これは後の確認による)
円筒の棺桶に、今でいう体育座りのような姿に
ぎゅうぎゅう押し込めて蓋をするのだ。
それを親族の男どもが棒でかついで、
家の前をぐるぐる回ってから(なんの宗派でしょう)
家の裏手にある墓場に運んでゆく。
その婆さんが最後の土葬だった。
次に亡くなったのは長生きした曾婆さんで、
そこからは火葬となる。

土間のにおい、外にあるトイレ(だって堆肥にするんだもんね)、
風呂場も外で、サンダル履きで寒い寒い言いながら行き来した。

なーーーーんてことを、ありありと思い出させてくれた本だ。
50代以下だと、「は? どこの世界のお話?」でしょうねえ。

岩手だよ。

宮沢賢治のお話に触れる機会が増えたことも関係あるかも。
1909年生まれの筆者の時代は、宮沢賢治と半分ぐらい? 重なる。
賢治さんはハイカラなひとだったようだけれど、
山村を巡っては石灰の営業をしていたのだから、
農民たちの貧しさや苦しさはよーく見聞きしていたはず。

いい本に巡り会えたね。
今の自分だから、興味を持って読めたのかも。

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