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* いんふぉめ〜しょん *
2001.3.18〜 四半世紀も続くなんて、誰が予想したでしょう

いわゆる「悲愴」 2022年08月15日(月)



8候補曲をゆる〜く紹介する、6曲目。

ベートーヴェン、ピアノソナタ第8番「悲愴」Op.13。
第2楽章は、単体で演奏されることもある。
202208152127144f8.jpg

この曲は、最終8曲に絞ったあとに入れ替えた。
やっぱりね、現実的じゃない曲は外すべきだ、と。

悲愴ソナタ全楽章は、ちゃんと先生に習った。
毎週習っていたS先生と、年に3〜4回の音大の先生。
外部の先生に習うのは2回目だったと記憶している。
某有名音大を、もうとっくに退官されたであろう年代のO先生は、
厳しくて偏屈で怖くてお金が大好きという、想像を絶するお方・・・
S先生とO先生とのヤバいエピソードも満載で、
どうやら「アタクシが世界の中心」を通して生きてきたらしい。

O先生のレッスンを初めて受けたとき、直前の音大生が
パルティータ2番をありえないテンポで演奏していた。
私はそのころまだシンフォニアをポチポチ弾いており、
バッハらしいことがわかっただけで、
そんな曲もあるんだなー難しそうだなーという印象。
ずいぶん勇ましい曲だなー、とは思った。
(ほんとうは、ゆったりと荘厳な曲)

が、黙って最初の数分を聞いていたO先生は、
パタリと楽譜を閉じ、その学生に言い放つ。
「そんなにわか勉強じゃ話にならない。
 アナタ、もう来るんじゃないのよ!」

こっわ〜〜〜((((;゚д゚))))アワワワワ

すぐ後に私の番だったから、その後、彼女がどうなったかはわからない。
日頃師事している先生がフォローに入ったとかなんとか、
全部終わってから取りなしたとか、なにかはあったでしょうね。

事前の情報を誇大に聞かされていたこともあり、
私はこれでもかと準備をして、レッスンに臨んだ。
練習を聞いていた父が「本気だな」と言ったほどだ。
その甲斐あってか、O先生はやけに優しかった。
初めてレッスンを受けたからだったにしても、
あれ、聞いていたのとはちょっと違うのかな・・・

自分の番が終わって先生宅を辞するとき、
わざわざ玄関までおいでになり、
「アナタ、弾き続けなさいね」
と、小さな紙袋に入ったハンカチをくださった。

O先生に習ったのは、次の機会、
「悲愴」ソナタ全楽章を見ていただいたレッスンまでだった。
体調を崩されたとか(そりゃそういう年齢でしたから)

その後、東京音大のK先生にバトンタッチする。
K先生自身もO先生のレッスンを受けていた時期があり、
「おっかなかったよね〜、僕、ペシッて手を叩かれたよ」

私は2回しかレッスンを受けなかったので、
怖いと思うヒマもなかった感じ。
厳しい、怖い、というのは作られた印象かな。

ソナタ悲愴の楽譜を見ると、O先生を思い出す。
顔が大きくて(失礼?)、ふわっふわの髪をパーマにして、
ひらひらのドレスを着て、アクセサリーいっぱい着けてた。
楽譜を眺めては、ここで何を言われたんだったかな〜〜と、
懐かしみながら、練習しております。

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