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シリーズ5作目の、宮沢賢治朗誦伴奏CDは 「水仙月の四日」、待ってましたといいますか。 写真の美しさも、まあまあまあ!!
雪渡りの「かた雪かんこ、しみ雪しんこ」は 昔むか〜しの「〇〇ちゃん、あ〜そ〜ぼ」みたいに、 ちゃんと子どもの節まわしで読まれていたし、 ベースがそれに応えていたのは、 雪の下の地面にまで声が届いて、 響き返しているかのようだった。
何度か語られる雪婆んごのセリフ、 「今日は水仙月の四日だよ」などは、 実におどろおどろしく厄災めいていた。
実際の水仙月の四日はもうすこし先で、 ちょうど「あの」震災のころだ。 まもなく10年にもなろうとしているが、 今なお地震とそののちのパニックを夢に見ることがあり、 「そんなこともあったよね」などと 過去の引き出しにしまい込むことはできずにいる。
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昨日「ぐぇ〜〜っ」となった、経過音だらけのEは、 よくよく音を確認すると、とても規則的というか、 ワンパターンな変化をしていることがわかった。
便宜的に「Edim〜E〜」としているのは(小さい〇はdim) そのほうが「正体」がわかりやすいからである。 これでたぶん、ほとんど迷わずに弾けちゃうね。 汗と涙の根性物語は、もうこの年齢ではちょっと。 わけがわかったうえで効率的に、というスタンスである。
このフレーズのあと、消え入るような流れから、 転調してCで、メインテーマが祈りを込めて奏でられる。 そして、この2小節でさらに鎮まってゆき、A♭に戻る。
どうも、イメージが先行してしまっているが、 まだ誰の演奏も聴いていないし、 最後どうなるのかも、今のところ知らない。 残り2ページで「やっぱ違った」となるかもしれない、 そういう可能性はおおいに秘めていることを 心しておかなくてはね。
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