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第25変奏は、ゆったりとアダージョで、 悲しみと嘆きに満ちた印象のマイナー曲。
こういう曲って、32分音符がちょろちょろ出てくるので、 テンポ感が狂いそうになるのを克服した覚えがある。 (モーツァルトのソナタK.331の1楽章ね) 以来、このテのゆっくり曲に苦手感はなくなったな。
以前に弾いたときは気づかなかった、 「え?」っていう楽譜の不自然さ。
右手のDisの次って、Esになっていて、それって同音。 そんなはずは、ない。 CDを5枚持っているけれど、そう弾く人はいない。 EsはナチュラルでEになっているはず。 最初のDisは、2拍目の裏でナチュラルDになるはず。
そう思って、別版のゴルトベルクを引っ張り出してみた。 こういうこともあろうかと、捨てずにおいてよかった・・・ 実際、「こういうこと」はほかにもいくつもあって、 そのたび出版社にクレームを入れるか迷っていたのである。 (ウィーン原典版は一般には信頼できるとされているのにねー)
こちら、解釈版。ほら、やっぱり!
それでもなお、楽譜全体の見やすさの点で、 ウィーン原典版のほうに軍配は上げたい。 いずれ、とくにバッハにおいては、 原典版と解釈版のすくなくとも2冊は持っておきたい。 ヘンレ版なんつのもあったらいいかも、だなー。 そうお高くなさそうだから、ポチっちゃおうかな。
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