日刊オバちゃん白書 --婆ウォッチングのミラーサイトでござる--
* いんふぉめ〜しょん *
2001.3.18〜 四半世紀も続くなんて、誰が予想したでしょう

カテキョ3日目 2003年08月06日(水)



どうもKちゃんは夏休みの課題として出されている
「英数国理」の4教科を教えてもらおうというハラだったようです。
 (社会は何も出されていなかったようで)
ワタシのほうは「英数」のつもりでしたから、
これはひっじょ〜〜〜に大きな食い違いです。

ともかくっ!! 数学や英語につきましては
1学年の今くらいならどれだけできていればいいか、
だいたいのところがわかるのですけど、国語はねえ。
文法をコマ切れに教える先生あり、
ある程度まとめて一気に教える先生あり・・・ですから。
文法用語のイロハから教えなくちゃならないとなると
北国の短い夏休み期間中ではとても無理。
仕方ないから、問題集に載っている分についてだけ
ちょこちょこと解説しながら進めることになります。

文法はまだいい。
これがあんた、「物語文」なんかになった日にゃ
あたしゃまずその物語を読むところから始めなくちゃならんのよ。
んで、中学国語の問題集にあるような問題って(小学校のも同じです)
実につまんなくできているのよね。
「誰が何をしたか」を順を追って取り出してみたり
とっても大事な主題に迫る質問が3択や4択だったり。

中でも一番「試験問題」として採用されやすいのが
★「〜〜〜〜な部分の最初の5文字を書き抜きなさい」
  (最後の5文字も書かせる場合もある)
★「****と同じ意味の言葉を○○字で書き出しなさい」

これ、最もつまんない問題ですね。
計算の答えと同じことだもん。
採点するのに都合かいいから出題しているっていう感じ。
ちょっとしたコツさえつかめば、「いただき問題」になるはずです。
逆に、
★「◇◇◇◇についての筆者の考えを「◆◆」という言葉を使って書きなさい」
これだと、ちょっとは自分なりに考える余地があっておもしろい。

いずれにしても、問題で聞かれていることを把握する力と
本文の該当個所から「ここ」と見当がつけられるだけの読解力があれば
それほど難しいことはありません。

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物語の文章では、書かれていることが頭の中に「映像」として浮かぶかどうかが
その文章をほんとうに理解できるかどうかの分かれ道になります。
たとえば・・・
中1の教材で「アイスキャンデー売り」(だったかな)ってのがあります。
これ、昨日1回読んだだけでしたけど、けっこう残る話だわね。
教科書の文章を読んで答える質問に、こんなのがありました。
 (一字一句同じじゃありません、こんな感じってことで)

 ☆ 「わたし」はみんながアイスキャンデーを買っているとき、どうしていましたか。

この子は、冷たいものを食べたり飲んだりするとすぐにおなかをこわすので
アイスキャンデーなんか食べられなかったのです。
友達が手に手にお金を持って、無表情なおばさんからアイスキャンデーを買うシーン。
友達の嬉しそうな表情、声まで聞こえてきそうなくらいに想像できますか?
おばさんがものも言わずに、でも手だけは忙しそうに、
お金を受け取ったり箱からアイスキャンデーを出す様子が目に浮かんできますか?
そんな様子を、「わたし」はすぐ目の前で見ていられると思いますか?

そう、当然「わたし」はちょっと離れた木の陰から(木のそば、だったかな)
うらやましそうに、おそらく指でもくわえて見つめるしかなかったはずです。
事実、そんなような表現があったと思います。
 (光村図書:中1の教科書がお手元にある方は見てみてね)

絵にするとしたら、あるいは劇かなんかで演技をつけるとしたらどうするか。
そこまで想像できたら、こんな問題は問題にならないほど簡単なはず。
Kちゃんにここを解説するのに、ワタシは小さい女の子を絵に描きました。
ワカメちゃんみたいなおかっぱ頭。
白いブラウスにつりスカート。
はだしにゲタかなんかはいて、木の下にいる。
その目線は・・・?(てんてんてん・・・と矢印を書いて)
もちろん、アイスキャンデー売りのおばさんに群がる子どもたち。

「おいしそうだな・・食べてみたいな・・」というセリフを吹き出しに書くと
自然にその手は口元に持っていきたくなります。
「指をくわえるしかなかった」という表現がなくても、そう描きたくなるのです。

「読む」ということはこういうことです。
 (っていうのは尊敬する某センセイの受け売りだけど)
書かれている文章から、いかに正確に
しかもイメージ豊かに読み取ることができるか。
文法は読むためにある。
正しく読みたいと思ったら文法が必要になります。
ですから、読むことと文法は切り離して学べないはずなのです。
ワタシがここで騒いでもしかたないんだけど
直接教えているKちゃんには、せめて
必要な文法の解説も加えながら教えてやりたい。
 (あ、でも国語は昨日全部やっちゃったんだわ・・)

今日やったのは英語と数学だったのですが
ま、数学はともかくとして、英語がこれまた・・・トホホな勉強方法。
それも「お父さんにこうしなさいと言われた」ってんだから。
「お父さん=ワタシの弟」ですからね。
こいつぁ一発ガッツンと言ってやらねばなりません。
そのことはまたそのうち。

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ワタシがKちゃんのカテキョをしている間、
演劇の地区大会が終わってとりあえず夏休みに入った最狂ムスメは
ばーちゃんに和裁を習うことになりました。
・・・・・・
こう書くと、なんかとっても高尚に聞こえますけど
なに、結局「家庭科の宿題」で他のヒトがやらないようなことをやって
バッチリ点数を稼ごうという魂胆です(やれやれ・・・どこまでも調子のいいヤツ)
作るものは「浴衣」
その反物を買うのに大枚払わされたわよっ!
黙って洋裁にしときゃなんぼでも安く上がったのにさ。

さて、和裁といいますとまずその「用語」からワケわかんないですね。
『まえはば うしろはば おくみ』
なに、用語なんかわかんなくても
「こことここ、合わせて縫う!」と指示されたら「はい」と縫う。
それでできちゃうんですけどね、ほとんど直線縫いだし。

この先どうなるか、レポートしたいと思います。
つーか、かなりの高額(ワタシにとって)出したんだから
何が何でもモノにしろよっ!


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