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2001.3.18〜 24年続けてきて、もはや生存確認

15歳の試練 2002年01月16日(水)



昨日今日と、絶叫娘ちゃんが某私立高校入試に挑戦してまいりました。

昨日の試験については長々と書いたのが
パソフリーズしちゃって消えてしまい
ワタシはシーラカンスのごとく
深く深く位海の底に沈んでいったのでした。

今日は『メモ帳で書いてコピペ』という
つまらんけど確実な方法でこのとおり書いております。
これまでも何度も学んだにもかかわらず
また新たに学んだワタシです・・・。
昨日の分は思い出しながら書くことにいたしませう。
でもやっぱナマの臨場感がいまイチねえ・・・


日、1日目の試験は『学力特待生入試』といいます。
これは、試験の点数がある基準に達しますと
そのレベルに応じて3段階の『特別待遇』を受けられるというものです。
たとえば、入学金の10数万円が免除になるとか
毎月の授業料が無料になるとか、制服まで支給されるとか。
試験はマークシートと筆記による英数国の3科目のみで、
一般の入試よりも少々レベルが高いという出題傾向があります。

1月3日から始まった母子受験体制は
まさにこの試験のためのシフトでした。
なにしろ彼女は国語では常に9割前後を確実に得点するのに
英語数学ときたら・・・・(書けません)・・・・でしたから。
『得意な科目の5点アップは難しいが
 苦手な科目の10点アップは簡単である』

という『かふぇ理論』に基づきまして
英数の集中学習を行ってまいりました。
 (ワタシが英数しか教えられないという理由もアリですが)

ほとんど『ゼロ』に近い状態から始めたにもかかわらず
直前までの勉強により、『普通の問題』であれば
まず7〜8割はカタいというところまで辿り着きました。
努力がそのまま形に表れたことで、本人もおおいに気をよくし
点がとれるようになると更に欲が出てくるという
『心理的上昇傾向』も見られるようになってまいりました。

マンガ家になると決めていて、
そのためには高校なんか行かなくたって・・・
と言っていた夏休みごろとはエラい違いです。

夏休みまでがそんな調子だったから
この冬までの成績ときたら
ほんと、笑っちゃうしかないというようなありさまでした。
ワタシも『真ん中くらいだし、まいっか』と言っていたし
本人も、これが精一杯と思っていたみたいです。

ところがこの冬休みのこの進歩だ。
俄然その気になりますわな。
『なんとか特待に引っかかりたい』
とまで言うようになりました。
公務員家庭であるところの我が家の経済状況を
彼女なりに考えての発言と思われますが
『やっぱ、高校ぐらいは行っておきたいよね。
 でもワガ家は特待で安く入るか公立だよね・・』
なんか言われちゃったりすると
やる気になったことを喜ぶ前に
なにかウラ寂しさを感じてしまうワタシです。

こうして迎えた本番前夜でしたが
絶叫娘ちゃんには大きなウィークポイントがあることを
ハハであるワタシはちゃんと知っております。
彼女、実はでかい態度や人をくったような発言とは裏腹に
小心者で心配性、線の細いところがある。

それが今回モロに出ましてね、
前日はほとんど眠れなかったみたいです。
『腹が痛くなりそうだから簡易カイロ持ってく』って言うし
車が受験校に近づき、受験生の姿が見られるようになるにつれ
『やっべェ、キンチョーしてきた』なんて言うし。

寝不足ですからいっくら本番で緊張感があるといっても
どうしても集中力が長く続かなかったみたいです。
自己採点によると、特待生の基準ラインぎりぎりかな・・・
といったところだったようです。
(それでも、以前を思えばたいしたもんだと思うんだが)

て、そして今日は『推薦B入試』でした。
これは同校の特待生入試や一般入試、また公立高校との併願もOKという
この高校独特のシステムによる入試で
マークシートと筆記というところは特待生入試と同じですが
5教科全ての試験となります。
また、この試験でも特待制度がありますが
前日の特待生入試よりも易しい出題となっているため
基準となる得点ラインは高めに設定されています。

国語はともかくとして、英数がやっと人並になった今
明暗を分けるのは『理社』ということになりますが
実は絶叫娘、理科がめっちゃ得意。
しかし社会は救い難いほど不得意。
 (いつぞや100点とったことがありましたが、
  アレは一瞬に気力を集中させて得られた結果だったようだ)

公立高校も受けようという受験生だもの、
『社会は捨てました』なんていう
大学受験のようなことを言っていられませんから
『さあ、明日』という直前になってやるべきことは
おのずと決まってきます。

本来ならここで、父親の出番といきたいところだ。
(父親の専門はなんと社会、それも歴史である)
が、絶叫娘はただいま反抗期の真っ最中。
父親にモノを教わるのなんか死んでもイヤ、
ううん、口を利くのもお断り、という微妙なお年頃です。

・・・ワタシがやるしかない。

しかたないから地理と歴史のブ厚い参考書を傍らに
『これはこうで・・・』と教えたというより
『ちょっと待て・・・』と一緒に調べてやったわけ。
んで、最後には一問一答による最終チェックを行いました。
 (すっかり喉が枯れましたがな)
昨夜、ほんの4時間ばかりのお勉強です。
それでも今までナンにもしなかったことを考えれば
いくばくかの得点にはなるかな・・・と期待がありました。

自己採点、どうだったと思います?
迎えに行ったときにそれとなく聞いてみたのです。
『一問一答でやったやつ、出た?』って。

出たんだって。
それに、都道府県名を全部覚えさせたんだけど
それも考える役に立ったんだって。
昨夜まで『愛知県』と『名古屋市』が結びついていなかった彼女でしたから
ワタシの感慨もひとしお。

全体としては社会科で並の結果を出せたものの
『できるはずだし・・』って言ってこの2週間全く手をつけていなかった
理科でボロ負けしたらしいです。
ま、合格は確実とみてよいでしょう。
しかし、特待生として合格したかどうかとなると
ギリギリかな・・という感じ。

2年前、未愛ちゃんがこの高校を受けたときも
『特待生入試』『推薦B入試』『一般入試』の3回受験し
そのうちのひとつがうまいこと特待ラインに引っかかり
親の負担がもんのすごく軽くなったのでした。
(なにしろ月々5000円ちょっとしか払っていません。
 公立より安く済んでおります。おほほ)

日今日とホンモノの受験を体験し
ある程度なんとかなりそう、という手応えを感じたのでしょう。
絶叫娘は今のところヤル気びんびんです。
『明日からカゼひいたことにして家で勉強したい』と言い出した。
もちろん即刻却下しましたが
そのキモチはわからなくもないんだよね。
ガッコのセンセはワタシみたいに懇切丁寧に教えてくれないからね。
『一対多』だからしかたないんだけど
『え・・ちょっと待って、そこもう1回』
っていうわけにはいかないでしょ。

冬休み前くらいまで
『私立受かったら、公立受験はパスしよかな』
なんてていう考えもあったようだけど、今は
『特待か公立で受かりたい』という希望がはっきりあるみたい。
絶叫娘との二人三脚はまだ当分続くことになりそうです。

■ 新春ビンゴ








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