■ ぼうるのつれづれ日記 ■

2004年07月01日(木) 楽園の魔女・・・完結

ああ〜・・・。終わってしまいました。大好きな小説が・・・。
「楽園の魔女―楽園の食卓―」・・・。
前編で出てきた謎かけ、「天国と地獄の食卓」の最後を知ることが出来ましたね。人が助け合う事が廻り廻ってハッピーエンドに。登場人物皆が幸せのために一生懸命なところが爽やかでした。
もう!凄い、悲しいけれど(終わってしまうのが)、ただ四人の魔女が幸せに未来を迎えられたのが、嬉しかったです。樹川さんの約束通りでしたね。以後、ネタばれを書き込みますので、少しでも興味があってこれから読む方はご注意を。















今回なんと言ってもダナティアが一番苦労してましたねー。まさか敵の御大将の調査の為に皇女自らが顔に傷、手に凍傷をつけてまで、敵陣視察に行くとは・・・。
そういえば前作でも変装して敵情視察なんて場面あったけど、今回は覚悟が違いましたねー。危うく暗殺されかけるし。そんな男前な彼女のプロポーズの場面は笑えましたけど・・・。子持ち孫ありの将軍捕まえて、絹の長手袋を横っ面にたたきつけ、「あたくしはあなたが欲しいのよ。あたくしの挑戦を受ける気が無い?けっこう!幸い手袋はたくさんあってよ。覚悟しておくのね」
・・・凄まじい迫力のプロポーズでした。ってか、これ、プロポーズかぁ?
サラは前前から人格が統合されつつあるなー、と思ってましたが、彼女の虐待され失った過去の記憶が明らかになった事で、大分表情が出てきました。でも性格は前以上に曲者になった気が…。術者としてはなんか、最強の気がします。受けたセリフは「さぁ。ゆらぎに身をまかせてみませんか」・・・。妖しさ万点です。
しかしナハトールをあっさり、ばっさり(負傷してるナハさんに向かって)ふった事はちょっと哀しかったです。ダナティアの事以外、ほんと眼中ないのネ・・・。
マリア!この子は本当に癒し系です。すごい泣かされました。微笑ましすぎて。四人の中では一番心の底力があると思います。絶望しない、あきらめない。今回とうとう守護聖獣バルグイーリーと契約を結びましたが、この場面がこのお話の中で一番すき。寂しがり屋のバルに向かって、「ずーっといっしょにはいられない。んでもね。代わりに約束できる事はあるよ!」「その約束って、なに、マリア?」「死ぬまで、生きている限り、バルちゃんのことを忘れない。そんでバルちゃんのためにお祈りする。バルちゃんが、この世界に生まれてきて、生きててよかったって思えるように―!」・・・彼女らしい契約でした。で、世界最強の守護聖獣に現在子守りをさせている、最強の主婦になったようです・・。すごいよ、マリア。
ファリスは相変わらず恋人候補フレイさんをナマコ(笑)としか見れないようで、ラストまで結局彼のことを両刀だと思ってるところがイタかった。でも恋心に自覚を持っただけでも前進か。あんなに剣の腕は立つのに、フレイに迫られると本当に腰抜かすから、可愛いです。ラスト、どんな手を使ってフレイが彼女をアジェンダ島に連れてったのか凄く知りたいです。フレイの口説き文句は読んでてこっちも赤くなるもんなぁ。曰く「このままきみをはなしたくない。だけどそれはやめておくよ。きみが大切だから・・・。君の心が欲しいから。だから、せめて、僕の口づけを、君の夢にもっていってほしい」・・・ひいいいい。(直後ファリスは腰を抜かす)


皆幸せに、前向きに生きるその姿勢が、読むたびに微笑ましくなる暖かい作品です。ギャグあり、涙あり、でも最後は必ず幸せになれることを信じられる作品です。


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