2004年06月06日(日)   入梅/読んだ本記録(5 月分) 

朝から雨。お昼には入梅宣言。ここから梅雨明けまでが長いんだよね。蒸すし。早く明けてくれますように。何しろ雨降りだと外に出たくても出かける気が削がれてしまって辛気くさい事この上ない。

お昼ご飯はベーコン & パセリのパスタ。夕飯は麻婆茄子にトマトとレタスと海苔の中華スープ他。周富徳レシピの麻婆茄子、非常に美味しかった! ピリ辛でごはんがすすむー。スープは Web で見かけた簡単なレシピにならったもの。滋養がありそうなのにさっぱりしてて、夏に向く味。夕飯食べ終わると二人とも大汗だった。茄子+パプリカの取り合わせはいかにも「夏!」って感じだった。

ここ一ヶ月間に主に図書館で借りて読んだもの達:無印は「ふつう」、は「よかった」、★★は「本を買ってもいいくらいよかった」の印でおます。

◆ 結婚ぎらい/田辺聖子 … 短編集。
◆ よかった、会えて/田辺聖子 … 同じく短編集。田辺聖子の小説を読んだのは今回が初めて。2 冊ともすんごく面白かったのでなんで今まで読まなかったんだろうと変にショックでした。大衆小説とはかくあるべきと言おうか、気負ってなくて飾ってなくて偉ぶらない、軽やかで奥行きのある面白い短編ばかりでした。あれこれ感想を言うのが野暮な気がしてしまう。
◆ イブのおくれ毛/田辺聖子 …
◆ 深夜のヒマ人/田辺聖子 …
◆ ああカモカのおっちゃん/田辺聖子 … このへん 3 冊はエッセイ集。おせいさんのところへは夕方になるとカモカのおっちゃんがお酒を提げて遊びにやって来る。美味しいお酒を呑みながら二人が話す内容の 9 割は男と女のお話(下ネタも多分に含む)なんだけど、軽快でテンポがのいいやり取りは落語を読んでるみたい。ホントどうでもいいくだらないテーマで、ムダに機知に富んだ発言。そして上品。こういう大人になりたいです。ところでこの本の中で感心したのは「豊か」と「貧しい」ことがら比較。「短くなったエンピツにキャップをはめてとことん使う」「料理屋で残した食べ物を持ち帰らせてくれる袋」「駅弁のフタについた米粒を丁寧にとって食べる」「無名」は豊か。「ゴルフバッグを抱えて市バスに乗る人」「交歓の前に必ず指を消毒する人(そんな人いるか! と思ったけど、この広い世の中にはそんな人も結構な数がいるのだろう。そう言えば私の昔の知人で交歓の際に避妊具を 2 枚重ねて使うという人がいました。ちょっと違う話だけど)」「有名」は貧しい。なるほど。「貧乏」はいいけど「貧乏くさい」のはよくないってのと繋がってそうです。これ読んでて、以前に読んだ別の随筆(作者忘れた)の中で、「物を大切に使うというのはとても上品な行為なんだ」という言葉を見て目から鱗が落ちた事を思い出しました。そんなふうに考えた事なかったけど、確かにモノをどんどん買って使い捨てていく行為が上品とはとても思えないしね。私も物を大切にしようと思った。
◆ ロストワールド/林真理子 … 女性ドラマ脚本家を主人公にした長編小説。
◆ 困った人体/赤瀬川原平 … タイトル通り、人体がテーマの随筆集。東海林さだお繋がりで読んでみました。物事への着眼点、アプローチの仕方がなるほどショージくんに似てて切れ味良し。面白かった。
◆ 新しいもの古いもの/池波正太郎 未刊行エッセイ集 (2)
◆ パンのひみつ(学研まんがひみつシリーズ) … 学研のこのシリーズが懐かしくてつい借りた。他にも「手品入門」とか「少女まんが入門」とかあったなあ。見つけたらそっちも借りてみよう。
◆ 何がどうして/ナンシー関
◆ 冷暗所保管/ナンシー関
◆ 雨天順延/ナンシー関
◆ われらカレー党宣言/ヱスビー食品編 … ★★ ヱスビー食品(株)が香辛創業 70 周年記念に出版した(らしき)本。39 名の文豪によるカレー随筆を寄せ集めたアンソロジーです。伊集院静、五木寛之、寺山修司、團伊玖磨、東海林さだお、荻昌弘、北杜夫、泉麻人、獅子文六、下母沢寛他、豪華メンツ。後に「たかがカレーというなカレー」という本に再編されているようですが、どうやらこちらは絶版の模様。オリジナルの方も品薄みたい。どちらも買うなら古本屋か。色川武大の食べ物関係のエッセイって初めて読んだけど、面白かったなあ。この人、言う事が子どもみたい…(胸キュン)。読んでて無闇にカレーが食べたくなる事うけあいですが、個人的に読んでて「美味しそう」と思うのはインドの本格カレーだとかスパイス関連の話ではなく、ご家庭カレーのレシピだとか思い出話方面が圧倒的。そういう意味では中でも特に池波正太郎、林真理子、向田邦子、村松友視の随筆が好みです(各筆者の本で全部既読だけど)。
◆ イタリア田舎生活の愉しみ/有元葉子 … イタリアの土着的食材って美味しそうだ…。できたてのリコッタとかモッツァレラ食べてみたい。
◆ 自給自足/小林カツ代 … 一人暮らしの男性向けお料理指南書。読んでて楽しかった。
◆ 僕の食物語/林静一
◆ おめでとう/川上弘美 … 短編集。軽くて飄々としてて、どこか寂しくて、でも面白い。
◆ へその緒スープ/群ようこ … 短編集。この人の話、嫌いじゃないんだけど尻切れトンボ的な印象があって大抵「え、終わり?」的気分になってしまう。カタルシスが得られなくて常に消化不良。相性が悪いんかな。

相変わらず食べ物関係の本ばかり読んでますね。


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