この夜を抜けたら - 2002年02月18日(月) まったく頭にくるぜ その臭い息で俺の一線を超えさせる気かアンタ 一目でそれとわかるその抜け落ちた歯で いちまい噛んでるおまえもおれも 大差無い 屑野郎だとしてもだ おまえらと括られるのはごめんこうむりたいさ 遅咲きの春と狂乱視する白い雪が舞う 人気の絶えたガードの下で チラシ山積みで片付ける気など失せた 机を椅子ごと蹴倒す 知ったことか!ボケ 飽き足らずメットを叩きつける、そしてバイザーが弾け飛ぶ。 お陰で帰りは寒さで眼を開けてられない。 追いかけてくる猟奇も気概もない 屍の群れ踏み潰し、しかし酷いもんだ、まったくよぅ なんて素敵な今日だろう!すばらしい!! 埠頭を抜けて 朝日を見に行こう この夜を抜けたら いったい何がこの俺を縛るだろう この先はいったいどうなってるんだろうとか 今はどうでもいい 追いすがるすべてを無に還すべきなのか 下がればきっとそこには自分の影を踏むしかないから 真紅に煌く、ざわめく心そのままに 振り絞れ ...
|
|