Diary
ちか



 ソナタ

今モーツァルトの「2台のピアノのためのソナタ」にハマっている。
ピアノを2台並べて演奏するってことで、1台でのソナタに耳が慣れ切っていたワタシには本当にスゴイ衝撃だった。

今までモーツァルトは一枚もCDを持っていなかった。
モーツァルトが嫌いで嫌いで仕方なかったし、モーツァルトを聴く事は時間の無駄だって思っていた。
でも、ある出来事が起こったせいで「一応モーツァルトも聴いてみよう」と思い、実家にあったCDを借りてきた。
その中にこのソナタが入っていたから今更ながら知ったってワケ。

で、気に入ったなら聴き比べをしたくなるもので、無名のピアニストのを2枚とアシュケナージ、アルゲリッチを各1枚買ってみた。
アシュケナージやアルゲリッチと協演したピアニストはある意味スゴイと思う。
超有名なピアニストが第一ピアノを担当するんだから、注文もものすごく多かっただろうし、その注文と自分の解釈の違いをどう克服したのだろう。
特にアルゲリッチは性格が激しいことで有名だから、この人との協演でCDを出したってことは第二ピアノのオジサンは本当にスゴイ人だと思う。

どの演奏が一番だったかというと、アルゲリッチかな。
確かにクセはあるんだけど、心に訴えてくるものが違った。
アシュケナージは、やはりいつも通りの完璧な演奏。
まるでコンピュータに音符を打ち込んだように全ての音が狂い無く流れていく感じだった。
あとの2枚は、この2枚と聴き比べると詰めが甘いし技術の差を露呈してしまっていた。

いつか本物が聴けたらいいなぁと思う。

2006年08月31日(木)
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