Diary
ちか



 常識

夫は「常識」という言葉が嫌いだ。
先日、休日の夫のもとに会社から電話が架かってきた。
前々から休日に電話が架かってきた場合、留守だと伝えるように言われていたが、会社からの電話の前に、夫の先輩から情報が来ていたので、その関連だと思い取り次いだ。

案の定、会社からは休日出勤のお願いの電話だったのだが、この日出勤すると8連勤という恐ろしいことになるので、夫は「抜けられない予定(?)」を理由に断った。
(ブラジルの方、迷惑かけちゃだめですよ!)

で、一応今後の為、夫に確認をした。
例えば、大震災などが起こって会社から呼び出しがかかっても居留守を使ってよいのか?と。
夫の答えは、
「アンタなぁ、そんなん常識で考えたら分かるやろ・・・」

常識が大嫌いな夫から「常識」という言葉が出た!
でも、夫の常識は何が常識か分からないので一応確認。
「取り次ぐの?取り次がないの?」

夫は「取り次いでくれ」と言った。
大震災が起こって居留守使ったらそりゃ常識ないわね。


常識というと、よく
「最近の若いコは道路に座ったり、人の物を平気で傷つけたりして常識が無い」
と言うが、ワタシは同じような光景を目にしている。

職場からの帰り道、夕方の車ラッシュが続く道路で、お婆さんのグループが毎日地べたに座って何か食べながら座談会。
はっきり言って危ない。

昨日は、突然電信柱の横から飛び出してきたお爺さんが居て、ワタシはビックリしてブレーキをかけた。
道交法上、いくら相手が飛び出してきたからと言っても、立場は車のワタシの方が下だから、一応頭を下げた。
そしたらそのお爺さん、コブシでワタシの車のサイドガラスを思いっきり殴った。

前者のお婆さんグループは、コンビニで地べたに座ってしゃべってるコギャルと同じだし、後者のお爺さんは人の物を平気で傷つけるヤンキーと同じ。

結局、年齢は関係ないのよ。
年配者がそんな事をしていて、どうして若い者が真似をしないと言えますか?

ただ一点、相手が高齢者だったという事で、「怖さ」は全く感じなかった。
殴ったのが若い兄ちゃんだったら「恐怖」だっただろうに・・・
ワタシは「常識」「非常識」の問題ではなく、そこまで落ちたくない。

2005年06月07日(火)
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