Diary
ちか



 何に向かって

今日は結婚記念日。
4年前はキレイなドレスを着て、3億円のティアラを頭にかぶり、一生のうちで一番輝いていた日。
プロのメイクさんにプロの美容師さん。
あ〜、あんなに至れり尽くせり、自分をきれいにしてもらえる時なんてもう無い。
写真で過去の栄光を見るのみ・・・

でも、年を重ねながらキレイになる方法だってあると思う。
今、10代のコを見て「若い」と思うけど、そんなに「キレイ」だとは思わない。
それなりに人生経験を積んで、内からの美しさが感じられる方が「キレイ」だと思う。

「28には見えませんね」
「子供産んだとは思えない体型ですね」
「肌、キレイですね」
「背が高くてスタイル良くて羨ましい」
「アナタ美人だから娘さんもきっと美人になるよ」

人は色々言うけれど、本心とは限らないし、ワタシもそう言われても、一応は嬉しいけれど余り何も感じない。
例え、見た目が良くてもワタシは自分の性格は「ヤな感じ」な人間だと思ってるし、背が高いのもイヤ。
肌だって、化粧を取ったら年相応だし、子供の前ではオバサン通り越して「オッサン」に変貌する。


ワタシの従姉妹はモデルをしている。
ちょっと前に会った。
人から見たらキレイなのかもしれない。
でも、彼女から昔の笑顔は消えていたし、活き活きとした感じも受けなかった。
だから、ワタシは一応「キレイになったね」と言ったけど、本当はそう思わなかった。
彼女のファンみたいな人もいるようだけど、彼女は「仕事上、ファンも大切にしなければいけないから愛想良くしてるけど、実際は気持ち悪い」って言ってた。

ルックスが気に入られてファンになってくれる人が居て、それがたとえアキバ系だったとしても、嫌なのだったら、彼女は何に向かって進んでいるのだろう。
何のために東京で一人頑張っているのだろう。

エステ、化粧品、洋服にお金をかけ、年齢を偽り、暗い目をしている。
もしかしたらワタシも他の人からはそう映っているのかもしれない。

2005年05月13日(金)
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