Diary
ちか



 手術失敗。母の気持ちは・・・

明日香織ちゃんとその彼氏が社宅に遊びに
来てくれるのでその買い物に行った。
何を出そう。。。と考えながらお店を回ったけど
もひとつピンと来るものがなかった。
で、苦手だけど自分でパウンドケーキを焼こうと
思い、材料を買い揃えた。(ほんまにできるの?)

材料の次に型を買いに行った。そこでおじいさんが
私の横に立って動かなくなった。私は変だな…と
思いながらも型探しに必死だった。おじいさんは
あやかを見ていた。おじいさんと波長があったらしく
あやかはおじいさんの指を握って離そうとしなかった・・・
人見知りしないの、珍しいなぁ。

そのあと、偶然明ちゃんのお母さんに会った。
明ちゃんとは保育園から中学までずっと一緒だった
生まれつき足の不自由な友達だ。
小学校、中学校の時も杖をつきながら一生懸命歩いていた。
おばちゃん曰く、数年前に足を良くするための整形外科手術を
してから、全く歩けなく、手までも不自由になってしまった
との事だった。
私は絶句した。。。小学校の時、歩く練習を手伝った。
二人でよく遊んだ。その明ちゃんがそんなに悪くなってるなんて。

ベンチに座っておばちゃんともっとお話した。
明ちゃんは1500gの未熟児で生まれ、CTをみた病院の先生から
「この子は一生寝たきりで天井を眺めて暮らす事になります」
と言われたそうだ。
おばちゃんは毎日リハビリを行い、明ちゃんは自分の力で
歩けるようになった。
最初は目も見えなかったのを毎日毎日赤い玉を目の前にかざし、
刺激を与えて目で追うようになるまで続けたらしい。
そして明ちゃんは自分の力で高校にも合格し、卒業した。

それだけに、手術の失敗に苦しんでおられた。
いいと思ってした事が悪いほうに行ってしまうなんて・・・
不自由になってしまった手は指が内側に食い込んできてしまい、
爪で出血しないように、むりやり掌をこじあけて爪を切って
いるという。
手術前はお菓子作りが大好きでよく作っていたという。
大好きな趣味まで奪われてしまうなんて・・・本当に辛くなった。

でも、パソコンを注文して始めるという事も聞いた。
大変だろうけど何にでもチャレンジする明ちゃんの強さに
心うたれた。私も頑張ろう!

話は全然変わるけど、今日、あやかにまた成長が見られた。
舌をベ〜!と出すようになった。前触れもなく突然やってた。
(誰も教えてないのに…)
しかもそれにはまったらしく、寝るまでずっと舌を出したり
引っ込めたり。お風呂の中でもやりまくっていたからお湯
飲んだんじゃないかぁ?
「べ〜」に興奮しすぎたせいか全然寝ない!(珍しい)
11時過ぎてやっと熟睡モード。

2002年10月04日(金)
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