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■ 娘さんとサイクリング
朝、奥さんの背中が再び動かなくなったので寝たきりです。私は朝早く昨日見たビデオを返却して、奥さんの実家に寄ってホースを借りてきました。その時に高圧蒸気シャワーなる機械を一緒に借りたのですが後にこれが大活躍です。家に着いてみるとホースのほうがパーツが足りないというのが分かりましたので高圧のほうとバケツとデッキブラシでやることにしました。大変ですけど仕方がありません。
奥さんが無力で娘さんが寂しそうにしているので自転車で遊びに行くことにしました。始めは目の前のスーパーの大駐車場を高速で走ると娘さんが「きゃー！しゅー！」と楽しんでいます。このマンションに引っ越して線路向こうの住宅街にあまり土地勘が無いので娘さんと遠出としゃれ込みました。お話しながらサイクリングすると娘さんは御機嫌で歌を唄ったり未知の店舗の内容の質問などをしてくれます。立体交差のしゅーっと下るところの長距離版があったのですが、さすがの娘さんも怖がってしまい怯えていました。そうこうしているうちに家に向かっているときに、うとうとしてるので「眠い？」と聞くと「眠くないよ、眠くないよ」と頑張っていましたが、眠ってしまいました。そのまま部屋に連れて帰り寝かせて、おや、これから至福？と夫婦で期待しましたが、ひょこっと起きてしまいました。
疲れたということで、最近、お気に入りの釜飯屋の出前を取って食べました。何故か、ここの御飯だと娘さんはぱくぱく食べます。舌が肥えてしまったのかグルメです。
で、借りてきた「幸せのちから」を観ました。感涙必至かなーと思いましたが、なんというか、現在、子供がいる状況なので凄く不安になり複雑な気分になった作品です。独身の頃は感動するなーで終わりかも知れませんが、もしも、うちの娘さんが同じ状況になってしまったら、どうしようと凄く不安に襲われました。私は人生の中で家を失くしたことが一度あり、ビジネスホテルを転々と二週間ほど続けたことがあります。けれど、末期には安ホテルに泊まらなければいけない羽目になり、お風呂は共同で、しかも水が出ず、情けなくなって涙が出た覚えがあります。もしも、その場に子供が居たら気が狂いそうな状況でしょう。ウィル・スミスも実子も熱演しています。個人的に響いたのは部屋を失くして行くあてがなく駅のトイレにトイレットペーパーを敷いて息子と夜を過ごす場面。そこでウィル泣きます。分かるぞ、その涙。それとラストの最終日のシーン。分かるぞ、その涙。しかし、この映画では米国の格差の実態（舞台年代は１９８０年代ですが）を如実に顕している。貧困層は家屋などの資産が無いので転々と住居を変えなければならず、その費用がかかってしまうことや、それに付随して余計なお金（駐車代やらなにやら）がかかってしまうことを暗に表している。主役にはスキャナー機器の在庫という担保があったので何とか生活費をしのいでいるが、これ担保無かったらどうしてたんだろうか？それにどー考えても定職をゲットした奥さんに息子を託すのが息子のためのような気がする。自分で引き取って育てたい！っていう気持ちは分からなくもないのですが観ていて辛かったです。また、これはシンガポールの華僑の人がよく口にする話なんですが、華僑の人は金融関係（特に監査法人）の仕事を目指して頑張っています。それは金銭的報酬もそうなのですが、金融関係の仕事に就くと会社の金や経費でセレブな生活が出来るからです。海外旅行や海外出張と自分の経験やスキルにすることも出来るからです。本作品でもセレブな階級との接点のおかげで主人公はアメフトの試合を無料で観にいったり、色々とおいしい目にあえます。そこなんですよ。
2007年09月24日(月)
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