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 格差社会による「貴族」と「奴隷」

既に六本木ヒルズなどでは始まっているが所得が富裕な層とそうでない層の居住空間の隔絶が起こっている。日本の借金は確か700兆円にも上り郵政民営化という担保は米国債権に変わってしまい先の見えない状況になってきている。すると行われることは国や政府の所有する道路(市道)などの土地の売却だ。そうなると個人もしくは企業の道となり外部の車両の通行が出来なくなる。ここで交通渋滞を心配してはいけない。こうなると街のブロック全体が私有地と化し、そこに住む者とそうでない者が隔絶された社会になってしまうことになると思う(妄想)こえーよー。

この格差社会を元に戻すことは難しいと思います。「ゆとり教育」という数年間のダメージの犠牲になった被害者を救済する策は難しい。「ゆとり教育」はエリート教育に他ならない。何故なら富む者は義務教育以外にも塾などで教育を施すことが出来、そうでない者は「ゆとり教育」のみの義務教育だけを受け、教育と学力の格差を意図的に生み出している。つまり、富む者=エリート、そうでない者=学力のない者と分かれる形になってしまった。問題はどの公的機関も企業も救済策を講じることが出来ない点にある。ただでさえ「ゆとり教育」の世代は「キレる世代」とイメージを刻まれてしまっている。これは大掛かりな犯罪なのではないだろうか?(それとも陰謀陰謀と考えすぎな妄想だったりして(笑))

ただし、絶望的か、というとそうでもない。確かに資本主義の最終形は富の一極集中である。だが、長い歴史を見ると人間はそれぞれ個人が富を目指して競争し、一部がそれらを得ると不平等だと騒ぎ始め、イベントによって富が最分散される仕組みを何度も繰り返している。さて、近々そういうイベントを起こしつつあるアメリカが先立ってどうなるのかを見たあとに未来の日本に対して策を講じるのも遅くはないと思います。

ただ、それまでの時間、肥える企業と対照的に細々と食いつなぎ命がけで富める者に奉仕する労働者の暗黒時代がどれほどのダメージを与えるのか心配である。これは金銭的なダメージでなく心のダメージに他ならない。

国は「格差社会によって富める者は努力した者だ」と言うがそうは思えない。ホリエモンは犯罪者だが、成り上がった努力家であるけど結局、潰された。どう見ても富める階級を保護した結果に過ぎないと思います。

以前、トム・クランシーの「合衆国崩壊」だったかの辺りで「資本利得税(キャピタル・ゲイン)の廃止」を打ち立てる場面がある。個人的にジャック・ライアン・シリーズは「日米開戦」を終わりにつまらないものとなってしまった感があるが、これこそ富裕階級の暴走だと思う。努力した者には富がもたらされる構図に文句はない。だが、そうでない者が「努力してない」と判子を押されるのはとても解せない。

なにを懸念しているかというと、そんな世知辛い世の中でこれから私以上に、娘さんが生きていくと考えると不安で不安でしょうがない。

2006年11月16日(木)
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