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☆★CF-W2関連:「分解/HDD交換」 / 「キー清掃」★☆

2009年05月11日(月) 4ビットマイコン

学研「大人の科学 vol.24」の付録は4ビットマイコンだそうです。

懐かしいです。まぁ私がコンピュータに触り始めた時には、NECの初代PC-9801がありましたから、実際にはこのようなボードコンピュータは「いじり倒した」と言う程ではなく、「ちょっと遊んでみた」だけなんですけれど、それでも、あれこれいじって楽しんだ記憶はあります。その何年か後には16ビットのコンピュータでも16個のスイッチで命令を書き込んで、16個のランプでデータ値やアドレスを読むと言う仕事をしましたけれどね。お陰で16進数に強くなりましたね。

この当時はこんな仕事や、データ通信も1200bpsと言う早さで、ある程度なら通信の状態が音を聞いて分かりましたし、プリンタなどもまだ漢字を印刷できるのは高級機だけで、プリンタが内蔵する漢字ROMとパソコンからの印刷コードをどうやって同期させるかとか悩んでいた時期でした。あるプログラムでどうしても漢字印刷が必要と、プログラムの中でプリンタの制御コードを生成してやるという仕事があって、そのお陰で2バイトコードを結構諳んじることが出来るようになったりもしました。この当時は、シリアルやパラレルポートを制御するドライバも自作することが多く、ソフト屋なのにチップの仕様に詳しくなったり、ICE(あいす:InCircuitEmulatorの略)等を使ってプログラムを作ったりと、果たして自分はソフト屋なのかハード屋なのかわからんぞと言う様な時代でした。

そのもう少し後(1987年位)には、FC-9801を応用した水冷コンピュータ+非接触式ICカード+防水型キーボード+光ケーブルでの耐ノイズ通信環境というようなものを作っていたりするんですよね。Suicaや銀行のキャッシュカードでようやく一般的になってきた非接触式ICカードも、私は20年前に使っていたんだぜ!というのは一つの自慢ですわね。兎にも角にも、気温40度 湿度98% 5気圧の条件で動くコンピュータが必要と言う事で考えた苦肉の策でしたがね。実際には水冷式パソコンは試作で終わってしまいましたが、まぁとても楽しい時代だったと思います。

話は盛大にそれましたが、4ビットマイコン…何ができるかと言うと、まぁ何も出来ないと言っても差し支えないかも知れません。一応工夫次第ではあれこれ出来るでしょうけれど、平たく言ってしまえば、ただボードコンピュータが懐かしいぞと言う気持ちと、今の私みたいに当時を思い出てニヤニヤする程度のものでしょう。でも、そうと分かっていてもちょっと買ってみたい気持ちになってしまうのは、やはり自分の若い時代の一つの象徴だからなんでしょうかね。

買いたい…けど、買ったらすぐにゴミになるのも間違いない…でも買いたい…どーしよー


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