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2006年07月19日(水) 警察が悪い?否 / パロマ / 雨 / ぎうどん / チョコババロア / 大天使と酢 / 王さん / 斜め読み

秋田県藤里町の小学生が亡くなった事件で、最初に亡くなった子供の母親がその子供をも殺害したとして再逮捕されたと言うニュースがありました。そして、マスコミはこぞって「警察の捜査に不備が無かったか」と重箱の隅をつつき始めました。

もし、この母親が子供を殺害したのであれば、確かにそれを「事故」とした警察の捜査に落ち度があったと言えるかもしれません。しかし、事故直後から「事故と思われるが、事件と事故両面で調査をする」と明言をしているのに、調査の最中に母親が「そっちもやった」と、警察が突き止める前に言ったから「手抜き捜査だった」とか言うのは正しいのでしょうかね。まぁ確かにこの事件、自分の子供だけを殺して後は知らん振りを決め込んでいたら事故で終わっていたのかもしれません。何度も書いていることですし、皆判っていることだと思いますが、「結果論でものを言うのは簡単ですし、絶対に負けません」そういう状況で意見を言うのは卑怯者以外の何者でもありませんし、マスコミに望まれていることは結果論でああすればよかった、こうあるべきだったと言うことなのでしょうか。私には甚だ疑問です。


パロマ

秋田の事を書こうとしていたら、今度はパロマのガス給湯器が槍玉ですね。
私は仕事で業務用機器と言うものを扱いますが、それらが長年きちんとした性能を発揮できるのは、定期的にメンテナンスをしているからです。計測機器であれば毎年原器と照らし合わせて調整をしますし、消耗部品も定期的に交換したりしているから確実に動くのです。私のお付き合いをしている会社では30年以上も元気に動き続けている機器があったりします。
では、パロマの給湯器はどうでしょう。給湯器の構造は比較的簡単でしょう。ガスを誘導して火を点火し、後は水量をコントロールすることで湯温を変化させると言う感じでしょうか。機械として単純なだけに壊れにくく長い間安心して使えます。しかし、一体どれだけの人が保障期間を過ぎた機械を定期的にメンテナンスしているでしょうか。多分殆どの人が定期的なメンテナンスなどしておらず、壊れたら「仕方なく」修理を頼むのではないでしょうか。先日の松下のファンヒータでも同じですが、メンテナンスもせずに使い続けて、それも20年も経過したものが壊れたからメーカーが悪いと言うのは本当に正しいのでしょうか。メーカーの製造責任は一生ついて回らなければならないのでしょうか。私はそうは思いません。保障期間を過ぎた機械に関しては何が壊れてもメーカーには責任が無いと言っても過言ではないと思います(但し、メーカーのモラルとして、生命に関わる安全装置の保障期間はそれなりに長くあって欲しいとは思いますが)。それ以降はメンテナンスをするかしないか、自分の命を危険にさらすかどうかはユーザが自由に選択すると言う事ではないでしょうか。

シンドラー社のエレベータと同様、このパロマの給湯器も多くの場合はパロマの作業員が工事に携わっているのではなく、それを業者が取り付けます。そして今回も(経年変化での劣化などで)安全装置が作動しすぎると、それを交換する代わりに回路をショートさせて作動しないようにするなどの違法改造があったそうです。それもパロマの責任だと言うマスコミの「煽り」があるから、シンドラー社と同様パロマも「本当は自分に責任は無いけど、謝らなければならない風潮ができてしまった」と頭を下げるしかなくなってしまったのではないでしょうか。10年以上も経過して、それも業者がどんな違法改造をしたかわからないものも含め、そんな機械のどこにパロマが責任を取る必要があるのでしょう。それこそ、製造責任ではなく使用者責任を明確にすべきではないでしょうか。
何でもかんでも作った方に責任がある。死んだ方が被害者だと言うのは明らかに間違えていると私は考えます。パロマの給湯器の事故で亡くなったという方が使っていた給湯器が、購入してから何年目で、その間のメンテナンス状況がどうだったのか、事故から一年以内にメンテナンスも受けていない機器、安全回路が違法改造された機器での事故であったなら、それは使用者側の責任、違法改造を下業者の責任であると私は考えます。

この件は何より「ガスなど命の危険に関わる機器のメンテナンス基準」を明確に決めていない事が悪いと言うことでしょう。ガス給湯器は10年以上使ってはいけないとか、5年を越えた給湯器は毎年メンテナンスを受ける義務を生じるなど明確な安全基準を決めるべきではないでしょうか。



こちらでも鬱陶しく雨が降っています。
私は仕事でも遊びでも日本全国あちこちに出没しますが、今まで「良いなぁ」と思った地域として豊岡近郊があります。京都の福知山からこの兵庫の豊岡の辺りまではとてものどかな風景が広がっていて、私はこの辺りをドライブするのが大好きです。もっときれいな景色は他にも一杯ありますけれど、ドライブしていて楽しいと言う意味では本当に良い所なんですよ。
その豊岡、一昨年(2004年)に集中豪雨で冠水したのですが、また今も危ない状況みたいですね。先日の合併で豊岡市となった竹野町では県道が通行止めになっているみたいですし、お隣の香美町香住区(旧香住町)では15日午後8時から18日午前10時までに265mmの降雨があったそうで、山陰本線は「城之崎温泉から東浜駅の間で雨量が規制値に達し運休状態となっているそうです。関東地方でも神奈川県に大雨の警報が出たようですが、私の住む町は普通に降っている程度なんでしょうね。浸水したり、通行止めや運休などで影響を受ける人も多いのでしょうけれど、どうか怪我などはしませんように。
私もこの雨の中嫌だけど後で少し出かけなければなりません。事故を起こさないように気をつけなければなりません。


ぎうどん

オートストらリア産の肉が安かったので買ってしまいました。前回も最後は牛丼を作ったんですけれど、今回も一緒です。ただ、今回は牛肉と玉ねぎの他にレンコンも入れてみました。
レンコンの皮をむいて粗みじんに切って、酢水にさらして灰汁をぬき、それを肉と玉ねぎと一緒に軽く炒めて煮込みます。煮込む出汁には手抜きで、水に顆粒のかつお出汁を少々、それと醤油とみりんと酒に鷹の爪、そしてお酢を少しと蜂蜜…そんなものを適当にぶち込みます。
レンコンの歯ざわりが結構良いアクセントになります。


チョコババロア

昨日の「伊東家の食卓」で、納豆を使ったチョコババロアと言うものが紹介されていました。私が良く行くお好み焼き屋さんで「納豆入り」がメニューにあるんです。最初にそれを見たときは「こんなのがおいしいはずが無い」と思っていたのですが、店の人が「意外とおいしいんですよ。騙されたと思って」というので頼んでみたら、本当においしかった。納豆のねばねばが空気を含んでふっくらと仕上がるし、納豆自体は火を通すとあんまり匂いとかしないのですね。私自身は納豆は大好きです。でも納豆がお好み焼きとは合わないだろうと思っていただけに、その表に出てこずに縁の下の力持ちに徹する奥ゆかしさがとてもいじらしくてほれてしまいました。そんな経験があっただけでに、「納豆と牛乳をミキサーで混ぜ…」と始まっても「これはフワフワするお菓子になるのかな」と素直に思えました。先日遊びに来た友人もこのお好み焼き屋に連れて行って「納豆入り」を食べさせようとしたのですけれど、残念ながらその友人は「納豆がお好み焼きにあうはずが無い!」とまだ「!」がついている口調でしたので無理には勧めませんでしたが、思い込みは視野を狭くするものですとこの納豆で改めて思った次第です。
そういう私ですが、でもこのチョコババロアはうまいとは思えません。お菓子になったら納豆の匂いは気になっちゃうでしょと思いますから。この番組の手抜き料理って、手は抜けるけど味は保障しないと言うものが多いような気がします。


大天使と酢

ネタにしようと思っていたけどし忘れていたことです…

そうそう、川原泉さんの「笑う大天使」が、何を思ったか今頃になって映画化されたんですね。私はそんな話は知らず、先日友人が遊びに来た際、久し振りに本屋に行って、そこで「笑う大天使」が目に付くので不思議に思っていたら、友人から「映画になる」と聞いたのでした。
これ「archangel(あーくえんじぇる:大天使)」なんですが、川原さんは「あーちえんじぇる」と最初に書いていたんですよね。確かにarch単体なら「アーチ(門)」ですからね。たまたまそれを知りつつこの作品を見たとき「へー、川原さんでもこんなミスするんだね」とうれしくなったことを思い出します。
私はこの原作(及び作者)が大好きなので、多分陳腐になっていると思われる映画を見る勇気はありません。たとえ金と暇が有り余っていても見ないでしょう。映画を見て原作を読みたいと思う人がいるかもしれませんが、(映画は見てないけど)原作の方が1億倍面白いからねと宣言しておきます。

先日、お台場方面に出かけたとき、新橋駅からゆりかもめに乗り継いだわけですけれど、その途中で正式名称は忘れちゃいましたけれど「お酢ドリンク」のお店を見つけました。フレッシュジュースなどのスタンドと同様、立ち飲みスタイルで、ぱっと見ですが「黒酢+豆乳」等のメニューがある模様。以前たまたま見たあるある大辞典などでは、酢は女性に良く効き、男性には豆乳が効くという話でしたが「黒酢+豆乳」だと万能になるのでしょうか。兎に角、そういう類の飲み物だったら飛びつくのは女性かなと思っていたのですが、私が見ていた数分間の間に、そこで買い物をしたのは3人全て男性でした。ヒートアイランド現象で灼熱地獄の新橋一体で働く男性は、そうでもしなければ乗り切れないと言うことなのでしょうか。その日も本当に暑い日だったので、酢の効果が本当に実感できる日だったのかも知れませんね。
今度は私も試してみたいと思います…でも、1杯450円は高すぎる。


王さん

王さん、初期の胃がんで、腹腔鏡手術?で胃を全摘出したらしいですね。
良く分かりませんが、医者が記者会見で「まぁこの手の手術のドリームチームを組んで対応しました」なんて言っていたのが印象的でした。

私の父などは盲腸と腰痛を勘違いし我慢し続けたため腹膜炎となり、その腸の部分が他と癒着を起こしたため癌の疑いもあると、盲腸の手術から一転腹を大きく掻っ捌いての手術になったため、その傷跡を見て「ただの盲腸の手術をした」とは多分誰も信じてくれないものになってしまいましたが、私の知り合いでも何名かがこの手の手術を経験していて、病名は様々ですけれど、確かに小さな傷が残るという程度で傷跡も少なく、術後の回復も早いのはすごいと思いました。でも、まだ失敗も多いんですよね。確か…

アンチ長島の私でも王さんは尊敬します。世界の王さんですが、でも、そのために「ドリームチーム」を結成したということは、その陰で辛い思いをさせられる羽目になった患者さんもいたということなのでしょうか。臭い理想を言えば、医者に掛かるには政治家だろうが浮浪者だろうが、偉かろうが貧乏だろうが関係ないはず。ま、私立の大学病院ですから金と名声が優先なんでしょうけれど、でも、有名な人のためにドリームチームが結成されましたって言われると「医は仁術なり」って言葉が虚しく頭の中を駆け巡ります。ひねくれていますかね。


斜め読み

ニュースの見出しを斜め読みしてみました。

曰く「パロマ/じん肺訴訟で/畠山容疑者を/米英仏が/攻撃/けん制」
曰く「長女/核問題で/ヒズボラ/とイラン/高校生がケガ」

意味わからないですね。でも、何となく意味がありそうな見出しになってしまいました。
でも、最新のニュースだと、4件が大雨の情報だったので

「岡谷市で/土砂崩れで/親子2人が/不明」

ときちんと(正確ではないですが)意味は通じました。
実際には岡谷市/福井市/京丹後市/新見市のニュース見出しなんですけれどね。

あ、ちなみに見出しは「TBS News-i」を利用させていただきました。
たまにはこういう無意味なことも良いかな…


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