The Green Hills of Earth

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2006年02月28日(火) 世界遺産… / アイスバー / 野球のこと

世界遺産に登録された知床が、雪中キャンプで賑わっているそうです。

世界遺産に登録され知名度が上がり、更に冬は流氷が見られることから、一気に人気が出ているとの事。まぁ零下の中でキャンプをする人達ですから、キャンパーとしての常識をわきまえた良い意味での「物好き」だと信じたいです。地域にかかわらず、多くの人がマニュアル本と「世間の流行」に流されて遊ぶ事しかできないため、一時期「あ〜るぶい車」なんて車とセットでキャンプが流行した時には、人口が飽和状態の関東地方では汚い川の河原に多くの人がぎゅーぎゅー詰めになるまで押しかけ、隣のテントと触れあわんばかりの密度の中で●カの一つ覚えのようにバーベキューをして、キャンプに来たら自然に親しめと子供に言い聞かせ汚い川の中で水遊びをさせ、食べ終わった食器などを川で中性洗剤を使って洗っていくと言う阿呆というか非常識な人がたくさん居ました。また、同時期には「キャンプをするなら北海道だ」と北海道に来て、多くの常識のあるキャンパーは日の入りと共に眠り、日の出と共に出発する(一部常駐者はそこで静かに宴会をする)と暗黙の決まりを守っているところに都会の時間帯をそのまま持ち込んで、「自然の中は素晴らしい」と良いながら大きな音で音楽を掛け、真夜中に子供にボールけりをさせ、みんなが寝静まっているのに夕食で宴会をして騒ごうとするバカどもが一杯居た訳ですよ。
また、内地に住む人には「憧れの大地」であっても、北海道に住んでいる人には「住み慣れた場所」に過ぎません。仕事の息抜きに肩肘張らずに遊びに来る場所でもある訳です。そしてそれは残念ながら、環境汚染、自然破壊については無頓着な行動である事が多いのも事実でした。

世界遺産に登録されたという事はどういう事でしょう。ここは遺産に登録された素晴らしい場所だから、みんなで観光に来て騒いで汚して帰るべき場所だ。と言うわけではもちろんありません。世界敵に見ても貴重な守るべき財産だと言う宣言をしたのです。そこにわざわざ人を呼び込んで新しい観光事業をやるというのは、金儲けを第一に考えるイナカモノ企業の賤しい根性ではないかと心配しています。どこかの阿呆がペットとして飼っていたであろうアライグマが知床半島で確認されたというニュースなども昨年ありました。やるべきは観光客を呼ぶにしても、きちんと規則を整備して、今まで以上にその財産を守る事が必要なのではないでしょうか。しかし、残念ながらそれを率先すべき役所にはそれを率先して実行できるだけの見識のある人がいないでしょう。いや、訂正します。中にはいるはずですが、金儲けになるか、天下りの役に立つ事以外を仕事と見なす頭のある管理者が居ないという事なのでしょう。そして、民間でも先頭に立って目立つ事をするのは、それを食い物にして自分さえ儲ければよいという人達で、真剣に未来を考える人たちは地味に運動をしているしかないのです。そしてみんなに食い荒らされた荒れ地を見て嘆くのです。これが今までの二本の自然保護行政の実態です。世界遺産という場所を得てもまだ同じ事を繰り返すのでしょうか。
世界遺産は知床だけではありません。白川郷や白神山地、紀伊山地の参詣道など10カ所以上が登録されています。そして紀伊では世界遺産に登録されてしまったがために、今まで昔からずっと繰り返されてきた、その道を使って材木を運ぶと言う事が出来なくなって住民を苦しめたりもしています。青森は竜飛岬の階段国道と共に、役所仕事が如何に現状を認識せず机上の空論だけで作られているかの良い例ではないかと思います。
全ての公務員が全く仕事をしないとは言いません。しかし、充分効率よく動けていない事は明らかです。それはいつか転換しなければならない事だとするなら、そろそろそう言う機運になって欲しいものです。


アイスバー

スウェーデンに日本人が企画に参画したアイスホテルという物があります。冬季だけオープンする、川の水を凍らせた氷だけで作った氷のホテルです。現在はより大きなホテルを早い時期から営業するために、昨年の氷を大量に冷凍保存して、川が凍り始める時期からホテルを造り始めるのだそうです。そして、うまい宣伝の仕方もあってヨーロッパではかなりの人気がある所なのだそうです。

そのアイスホテルなどが参画して、西麻布に「アイスバー」なる店が出来たのだそうです。
店内は常に零下5度に保たれ、店にはいる時は防寒着を借りて入る事になるのだそうです。そしてこの店も店内はスウェーデンから22tもの氷を運び込んで壁や机や椅子を作っており、東京にいながらにしてスウェーデンのアイスホテルの雰囲気が楽しめるという事みたいです。しかし、この氷の処置はどうするのでしょう。今は零下5度に保たれていますから問題はないのでしょうけれど、例えば落として割ったとか、不要になった物はどうやって処分するのでしょう。この氷はスウェーデンのトルネ川の水で出来た氷です。氷の中には川の中で凍った時に混じった物であろう木の枝などが混入している物もあります。不要になったら「氷だから溶かして流せばお終い」なのでしょうか。最近は外来生物法が強化され、外来種の持ち込みが厳しく規制される事になりました。この氷はフィルタにも掛けていないスウェーデンの川の水そのものです。果たして問題はないのでしょうか。商売優先は民間企業の必要悪であるわけですけれど、安全面は考えられているのか心配です。


野球のこと

JR東日本が地上波デジタル放送の宣伝のためとして、巨人戦を山手線の一編成で流すそうです。

最近、とみに人気のないプロ野球ですが、人気を取り戻そうと必死になって居るみたいですね。しかし、先日金村義明と言う評論家の人が「巨人が強くなってくれないと、プロ野球が活性化しない。だから原巨人に頑張って貰わないと」なんて力説をしていました。この話を聞いて、プロ野球の将来は真っ暗だなぁと私は思いましたよ。私は余りこの人を知らないのですが(名前位走っていますけれどね)、取り敢えず選手として活躍もした上でプロ野球の評論家をしているのですから、きちんと将来を見据えた考えを持っていて欲しいものですが、それが「巨人におんぶにだっこ」ですか。如何にも小さい頃から野球以外はしてこなかったと言う感じの人ですね。
先日のカーリングなどが良い例ですが、一見地味でも機知を働かせて戦略を組み立てる試合っていうのは楽しいものです。そしてそれが接戦となれば、結果として試合に勝っても負けても、客も一体になって手に汗握って楽しむ事になります。その要素は充分野球にもあります。攻撃側も守備側も、ランナーの有無、カウントの状況で守るべき場所も、捕球した球をどこに返すかも変わってきます。本来は客も一緒になって楽しめる試合を、だらだらマンネリの退屈な試合にしたのは、「エリート」巨人というレッテルを作ったナベツネの阿呆です。そしてそれに輪を掛けて、客はホームラン量産の豪快な試合と巨人が勝つ事を望んでいるとバカな勘違いをしたのもその阿呆です。確かにファンなら全勝優勝を望むでしょう。常に贔屓チームが勝つ試合を望むでしょう。しかし、実際にそんな風になったらつまらない物です。優勝が決まった後の消化試合が楽しくないのと一緒です。1番から8番まで4番打者級の打者を揃えた結果、巨人は優勝できたでしょうか。人気を博したでしょうか。結局は大味なホームランでしか点を取れずチャンスを生かせないつまらない試合しかできないクズチームが出来ただけでした。もうナベツネなんて阿呆は放っておけばいいのです。ロッテが千葉で根付いたように、各チームが地元に密着した体勢を確立して、一球ごとに一喜一憂できて退屈させない試合を心がければ、多分に野球の人気は直ぐに復活するでしょう。一試合2時間から2時間半。これで終わるのが理想です。だらだら野球はもういりません。きびきびと真剣に集中して楽しめる試合。こう言うのを目指して欲しいものです。そして、「強い巨人が野球人気復活の鍵」等と恐竜のように言い続けるこの金村のような評論家の将来はあるのでしょうか。哀れでなりません。


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