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☆★CF-W2関連:「分解/HDD交換」 / 「キー清掃」★☆

2004年12月09日(木) Leicaで撮影をしてみました

Leicaで撮影をして見ました。

これを読む前にぜひ、「むにゃむにゃ」ページの「Leicaがやってきた」と「Leicaをいじってみました。」を見てやってください。



兎に角、そこにカメラはあるのですから、まずはいじってみましょう。だめでいいです。いじってみてわかることもあるでしょう。そんな軽い気持ちでいじってみました。
賞味期限の切れたフィルムがありましたので、気軽にそれを装填してみたら、なんとなくうまく装填ができました。確かにベロの部分が長すぎるので、少しは切った方がいいのでしょうね。兎に角、ふたを開けてリールを取り出して、フィルムの端をそのロールのスリットに差し入れて巻きつけます。この巻きつけが足りないとフィルムはうまく引き出されず空回りをするようです。兎に角、それが成功か失敗かは別にして、とりあえずロールに巻きつき、巻上げができるようになりましたので撮影をしてみた次第。今日は兎に角適当に動かしてみて、動作を知るのが先決なので、本当に映っているかどうかは問題としていませんでした。それでも、最初のフィルムですから、真っ黒であることを覚悟して明日現像に出してみます。その結果がどう出るか楽しみです。

「Leicaをいじってみました」を書くまでは、もしかして壊れているんじゃないか?と思ったシャッタースピードの調整ダイアルですが、これはフィルムを巻き上げた状態で合わせるのだということに気付きました。

Leica Shutter Speed Dial


フィルムを巻き上げた状態でシャッタースピードを設定すれば正しい速度が出るようです。

Leica SlowShutter Speed Dial


スローシャッター(1/20〜1秒)は上面のダイアルを20-1に合わせて、前面のダイアルでスピードを設定するのですが、どうもスローシャッター部分はちょっと設定時間より開放時間が長めのような気がします。
カメラを構えて、一番右側にある大きなダイアルを刻印された矢印の方向に回すとフィルムが巻き上がるのですが、このとき左端のパトローネ側のフィルム巻き戻しダイアルとシャッタースピードダイアル、そしてシャッターが一緒にくるくる回るのがとても面白いですね。撮影が終わったら、シャッターボタンの前にあるレバーをRの方へ移動させると、巻き上げダイアルが開放され、巻き戻しダイアルを回してフィルムを巻き戻すことができるようになります。今までCONTAXのS2やNikonのFEなどでクランクが出てきて巻き戻すものはよく使っていましたが、その楽さと比べ、ダイヤルを回す方はちょっと大変な感じがします。
撮影をし終わった後で気付いたのですが、巻き上げダイアルの外側に刻印されているのは、フィルムの撮影枚数を表しているんですね。←こんなことくらいすぐに気付けよと、今は思います。

最近の露出計を内蔵し、適正露出がファインダー内で分かるような仕組みのカメラに慣れてしまっていると、それがないのは結構大変な思いがあります。しかし、まぁ別に露出計は持っていますし、慣れてしまえば経験でシャッター速度と露出を決めるのも面倒ではないでしょう。
ちょっと使ってみて感じたのは、最近のデジカメなどのように「軽薄短小」を追及したカメラではなく(いや、当時としてはそうだったかもしれませんが50〜70年前のものですからね)、手にずっしりと重さが残り、それが存在感を主張し、更にかっちりとした作りなのに丸みを帯びたフォルムがかわいらしくて、その各部の動きが見ていて楽しく感じます。持つことが楽しい、カメラであることは間違いないようです。あとはどう写ってくれるかですね。


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