The Green Hills of Earth

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☆★CF-W2関連:「分解/HDD交換」 / 「キー清掃」★☆

2004年09月27日(月) 100分の…

今日は雨の中、ジムに行ってきました。

私の通うジムにある傘立ては少し変わっています。なんていうのか、普通の傘立てもあるのですが、一本ずつ個別にロックする傘立てもあるのです。普通この手の傘立てといえば傘の柄を中において蓋を閉めて鍵をかける。そしてその鍵を各人が保管するというものだと思います。しかし、ここの傘立ては暗証番号方式なのです。傘を入れる時に番号をセットして、取り出すときにその番号にすれば取り出せますよと言うものです。

慣れてしまえば分かる作業なのでしょうけれど、そんなに頻繁に使うものではありませんし、元々そういうものを覚えるのは苦手なものですから、いまいちうまく行かないんですよね。でも、こんなものはアタッシェケースについているロックと同じようなものでしょ。って事は、ボタンを押したま番号を変えてセットして、番号変えちゃえば良いんだよね。ほらうまく入った。そう確認してジムで思い切り運動をしてきました。そして運動を終えて傘立ての前に来たのです。自分がセットした番号に合わせたのですがまぁお決まりの如く開きません。よくよく説明書を見てみると、最初好みの番号に合わせるためにはボタンを押してはいけないのだそうです。ボタンを押すというのは、決めた番号からロックをするためにずらすための処置なんだそうです。なんと非常識な鍵なんだ!と思っても仕方ありません。私は自分がこれと思った番号はきちんと覚えていますが、その番号にするために何番から買えたのかなんか覚えていません。はぁどうしようと途方に暮れていたのですが、「あれ、これは0から9までの2桁のロックだから、99種類しかないんでしょ。じゃあ片っ端から試してみれば良いじゃん」と思い立った訳です。
00…ダメ。01…ダメ。どんどん続けていきます73…ダメ。74…ダメ。本当に合う番号あるのかな?もしかして雑に調べてしまっていて、通り過ぎたのではないだろうか?段々不安になってきました。88…ダメ。89…だめ。なんだよ。やっぱりダメ?どこで間違えたんだ?95…ダメ。96…やっぱりダメ。97…カチャ…あ、開いた。

何のことはない、結果論で言えば逆周りに調べていたらすぐに分かったと言う事ですか。
それにしても、もう本当昔からこんな感じの間の悪さとお付き合いしているんです。気持ちとしては、そんな間の悪さとお付き合いはしたくないと思いますけれど、でも、もう長年親しんできたものですし、ごくたまに…そう、1万回に1回くらい(?)の割合で、1回でぴたっと決まる事があるのですけれど、その時の「やった!」と言う快感はこの間の悪さとお付き合いしているからこそ得られる快感な訳ですから、まぁこれも悪くはないかなとも考える次第です。
たった100種類しかない組み合わせの中で97番目に漸く正解を引き当てるのも侘しいですけれど、それを97番目に漸く探し当てて壮快感を得られるのと、毎回一発で当てていて、たかだか100種類の中で一発で当たった位では喜べないのと(97番目に当たろうものなら悔しくて泣きはらすような)では、私はこれくらいで喜べる方が幸せの様な気がします。もし、後者なら同じ喜びを味わうために、どれだけの幸運にめぐり合わなければならないんでしょうね。いつも冗談で言っている「宝くじね、君たち買っても無駄。だって、一等前後賞はぜ〜んぶ私が当ててしまうんだから。宝くじ10枚しか買っていないけど」…これが真実となるくらいの幸運でもないと幸せを感じることができないのかな。それはそれで不幸ですよね。そ、幸せなんて相対的なものなんですよ。自分の中でそう思えることが幸せってことですね。そう思えばすっきりします。


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