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気楽な空箱雑記



■13
英語で"thirteen"は仏語で"treize"。
大学時代、結局仏語をマスターできなかったボンゴレみやです。こんにちは。

急にガンダムWが見たくなりまして、DVD持ち出してきました。
そう。私の奥知れぬジャングルのような部屋から見つけ出してきて、今じっくりと観賞しているところなのです。

その中にトレーズというキャラがいます。
私のお気に入りのキャラで、妹にとっては「死んだ人の名前を全部覚えてる人」。
って突っ込みたくなるような事実ですが、本当です。

で、妹とそんなことを話しながら見ていてふと思い出したこと。

それは、大学に入ってすぐ。
英文科の宿命とも言える第二外国語を履修しなければならず、仲良くなった友達と「おしゃれっぽい」という理由だけで仏語を選び、その二回目の授業の時。

前回、仏語とは何ぞやという話で終わった授業は、言葉を履修する上で一番簡単かつ、かなり重要な項目をやりました。
そう、数の表現です。

日本語で「いち、に、さん、し」が英語で"one, two, three, four"であるように。
"un, deux, trois, quatre"と仏語にも独自の表現があります。

そう。この時点で私のオタクアンテナはピコンピコン反応しておりました。
特にtroisとかquatreで。

しかし、彼女はあまり反応を示さなかったんです。

そのまま授業は進み、先生は暴挙に出ました。
仏語というのに触れて二回目のひよっこたちに、いきなり20までの数字を教えたんです。

「いきなり20かよ! 普通、10まで教えてはい今度じゃないのか!」
そんな甘っちょろい思いを抱く私を置いて、数は進みます。

"dix(10), onze(11), douze(12)..."

そして次の瞬間。

先生「13は"treize"」

13は"treize" 13は"treize" 13は"treize"

「じゅうさんはトレーズ……」
忘れないように頭の中に叩き込んだ私の隣で、ぼそっと呟きが聞こえました。

「と、とれーず……!」
そしておもむろに、赤いペンを取り出し、ノートに書いた『13=treize』の部分にだけ、がしがしとアンダーラインを引く彼女。

その時、ボンゴレみやはピコンときました。
こいつは同類に違いないと。

その後、大学のすぐそばの喫茶店でなぜか流れた『愛をとりもどせ!!』(かの有名な『北斗の拳』のOP)で互いにオタ、同人女、腐女子だということが判明するんですが、おそらく私が最初に彼女に疑問を抱いたのは、この"treize"事件ではなかったかと。


もちろん、今でも彼女とは仲良くやっています。
大学時代の友人兼自分の趣味を互いに理解できる者として。

2005年09月25日(日)


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