2012年12月03日(月)
あきらめられずある心よ 永くとどまれ
母の13回忌が執り行われたため、11月30日〜12月2日まで福岡に帰っていた。
お寺やお墓では母を偲んで泣く親戚もいた。
私は通夜や葬儀の会場では泣いたが、お寺やお墓で母を思い出して泣くことは殆ど無い。
その代わり、といっては変だが、お風呂場で髪を洗っている時とか、冬の寒い夜道をぶらぶらと歩いている時など、日常のふとした瞬間に、”母がいない”現実が突然目の前に大きく立ちはだかって、どうにもならなくなり、母を狂おしいほどに思い出して、涙をこらえられなくなることがある。
これは多分、私が息を引き取るまで続くのだろうと思う。
10年後は23回忌。
いよいよ、母と過ごした時間よりも母がいなくなった時間の方が長くなる。
旅立つ人達を見送ることが増える、ということがだんだん現実味を帯びて感じるようになった。
昨日は福岡国際マラソンだったが、駅まで送ってもらう途中の道がマラソンコースだったので、初めて現場に遭遇した。
沿道の人達の“わくわく感”が、車の中にいる自分達にもどんどん伝わって来て、何だかほんわかとした気分になった。
名前が気に入った黒木文太選手を応援していたが、割と良い順位に食い込んだので嬉しかった(本人は納得していなかったみたいだが)。
そして、新幹線の電光掲示板でラグビーの早明戦が劇的な結末を迎えたことを知ったので、再放送で確認。
ロスタイムで32対26が32対33になって明治の逆転優勝。
ラグビーは本当に最後の最後にひっくり返されることがざらなので、最後まで気が抜けない。
私は紫紺のジャージの明治派なので、この劇的な結末は非常に嬉しい。
昨年の早明戦は、チケットを譲ったので父が観戦しに上京したが、1年経った今でも、国立競技場で早明戦を生で見たことを思うと胸が熱くなるらしい。
軽い気持ちで譲った試合にこんなに長いこと感動されるとは思わなかった。