2011年04月15日(金)
BENKEI
「BENKEI」を見に、池袋へ。
「イーストステージ・いけぶくろ」という初めて行く劇場で、何となく字面からあうるすぽっとが入っているところかと思ったら、豊島区役所の近くにある古いビルの中にあった。
3月11日以降初めて行くライブなら、震災以降携帯の電源を切るのも今日が初めて。
(もし見ている時に地震があったら、劇場スタッフが誘導なりなんなりしてくれる筈。3月11日の地震でも壁や天井は落ちていない(多分)から、今日も大丈夫な筈。池袋だったら帰宅経路はいくつかパターンが頭に入ってるから帰って来れる筈)
と、理屈が無い不安にとらわれながら、開演まで過ごした。
開演後、初めて耳に入ってきた声は小堀さん。
このお芝居のナレーションも担当していた。
(小堀さんだー)
と思った後すぐに浮かんだ感想は
(かむなよ)
と、実に上から目線なものだった(^^;。
お芝居の内容紹介を読んだ時、実に設定が壮大なスペクタルだったので、果たして今の私に理解出来るのか不安だったが、すんなりお芝居の世界に入ることが出来た。
クライマックスは色々ぐっとはきたものの私の泣きのツボではなかったので、うるうるすることはなかったが、ふと気づいたら私を除いた周りは一斉にうるうるしている、という事態に陥り、少々困惑。
行く前は色々と不安はあったが、ちゃんと楽しむことが出来た。
地震直後は色々と乾いた気持ちだったが、笑いや歌や物語を必要とする時期はちゃんと来るのだなと思った。
私が見に行く時の小堀さんは、最後の最後で裏切るとかそういうクセがある役柄のことが多いが、今日は若干ヘタレな傾向はあるけれども良い役だった。
すると、今まで見た中で一番強烈な役だった「はきだめの犬」を見たくなり、久々にDVDを見ながら当時のライブレポートを読んでいたら、
>重要な見せ場シーンになるとかなりの確率で噛むことが少なくなればなぁ...(^-^;
なんて書いてあり、今も昔も感想が同じということになんだか笑ってしまった。