つらつらきまま


2011年02月22日(火)
理論と本能と社交力と分析力etc

「2丁拳銃・修士とオリエンタルラジオ・中田〜世界の果てで僕たちは出会った〜」を見に、品川よしもとプリンスシアターへ。
 開演まで、前回のゲストのレグザこと大山英雄さんと親交を深めるため、ゴルフの打ちっぱなしに行った時の映像が流されていた。
 修士さんもあっちゃんも初めてのうちっぱなしだが、修士さんは2打目で大山さんの域に辿りつき、あっちゃんは最初のうちはてんで飛ばなかったが、ティーの上に置かれているボールを打つために必要な理論を編み出すと、後は軽快。
 あっちゃんは理論を理解出来ると後はそれに合わせて身体を動かせることが出来るそう。
 逆に修士さんは最初のうちは上手いが、理論をレクチャーされるとどんどん下手になるのだそう。
 本人曰く、本能でやっていくタイプだとか。

 前回、あっちゃんが描いた絵がイベントポスターに使われたが、今回は修士さんが描いてきて、本人が「渾身の出来」と自画自賛するほど、良い絵だった。
 あっちゃんを描いたところで力が尽きたそうで、本人の姿は絵に無かったけど。

今回のゲストは、博多華丸・大吉、ギンナナ、スパイク。
 華丸さんからは、「スナックで支社長クラスの人から好かれる秘訣」、大吉さんからは「芸人分析論」について話が聞かれる。
 あっちゃんからは、華大さんや他数組の若手と一緒の舞台に出た時のエピソードが出された。
 自分たちも含めて舞台が押してしまい、トリの華大さんの時には時間が3分程度しか残っておらず、舞台裏は非常に慌ててばたばたしていたそうだが、そんな面々をしり目に二人は「さっ、後はベテランに任せて」というと悠々と出て行き、きっちり3分で終わらせて帰って来たそう。
 あっちゃんはこの時の華大さんが忘れられないほど非常にかっこいいと思ったとか。

 華大から修士さんに特に苦情は無いが、大吉さんは小堀さんにある。
 「漫才が終わった後、スーツをハンガーにかけないで紙袋に丸めるのは止めて欲しい」というもの。
 師匠クラスに見つかったらただじゃ済まされないよ、とも。

続いてギンナナ。
 金成さんが新しい相方(キクチさん)と組んでいる姿を見るのは、私は今日が初めてだったが、なかなか大変な相方のような…(^^;。
 個性的な思考の持ち主のようだが、金成さんが組みたくて組んだ相手ということは伝わった。
 ただ、キクチさんの話を聞いている修士さんとあっちゃんは、「犯人(キクチ)に暴力的な取り調べを行うデカ長(修士)と、それを取り成す部下(あっちゃん)」というミニコントを始めずにはいられなかったが。

最後は芸歴3年目のスパイク(女性コンビ)。
 オリラジの4期下だが、オリラジは今年8年目に入るから計算が合わないと言い出すあっちゃんに、あっちゃんの方が間違っていると指摘するスパイク。
 オリラジは8年目ではなく7年目で、今はまだ満6年ということに気づいたあっちゃん。
 早く10年目になって、“超若手”のレッテルをはがしたいと思うあまり、無意識的に芸歴を1年長くサバ読んでしまったそう。
 under10年芸人のもがき、みたいなものをつい懐かしく感じてしまった。
 気づけばどの人達も10年目なんか遥か昔になってしまった…。

 スパイクは初めて見たが、まだ初々しさが残る漫才で、瑞々しかった。
 小川暖奈さんは美しすぎる女性若手芸人と言われているそうで、あっちゃんは非常にお気に入り。
 何かにつけ、自分のことを“お兄ちゃん”と呼びなさいと言っているそうで、それをさりげなく交わす小川さん。
 松浦さんは今年27歳で、公民の教職免許を持ち、NSCの歌コースに2年通った後お笑いコースに入り直したという異色の経歴。
 登場した時の声が張り過ぎていて面喰ったが、先が楽しみなコンビ。

コーナーは、カラオケ。
 華丸さんは「母に捧げるバラード」のセリフを即興で「修士・敦彦バージョン」に変えるというスナック芸の本領を発揮。
 今回も非常に楽しかった。

 今回印象に残った中田敦彦ボキャブラリーは「(自分の印象について)忌憚なきご意見をお聞かせ下さい」。



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