2009年06月12日(金)
運命の西荻窪
仕事終わりにフト思いついて西荻窪へ。
最近、「古本道場」や「ぶらぶらヂンヂン古書の旅」、「ひっこしました」を読み返していて、「古本」と「西荻窪」の両方に興味がそそられてしまい、西荻窪の古書店は夜遅くまで開いているらしいので、せっかくだから行ってみることにした。
ただ、思いつきで行ったため、西荻古書店めぐりをする時に持ち歩こうと思っていた「古本道場」はあいにく持ってきておらず、土地勘もないため、まったくの行き当たりばったり。
適当に路地に入ったら、“いかにも西荻”の雰囲気を醸し出している古本屋さんを発見。
童話や文庫本、美術本の他にどこかのデパートの年末大売り出しのチラシや絵葉書などもディスプレイされていて、飽きない。
楽しく棚を見ていると、25年前の週刊朝日を発見。
真っ先に目に飛び込んだ見出しは
「<テレビを斬る>ビートたけし 笑福亭鶴瓶」。
まるで、私に買われるためにここに置かれていたとしか思えない誘い文句。
素早く手に取り購入。
家に帰って、このお店を調べたら、偶然にも「古本道場」を読んだ時にぜひ行ってみたいと思っていた「興居島屋」だった。
この他、「音羽館」など3店に入り、帰宅。
さっそく「週刊朝日(25年前)」を読んでみる。
見出しだけを見たとき、評論家がテレビタレントについて色々批評している記事なのだろうと思っていたが、なんと、鶴瓶さん、たけしさん、横沢彪さん、山内久司さん(「必殺!」シリーズプロデューサー)の4者対談!
まだ鶴瓶さんは「大阪の最終兵器」扱いで、たけしさんも「鶴瓶さん」と敬語を使っていてよそよそしい。
でも鶴瓶さんはがつがつ入り込んだり、萎縮したりすることなく、実に自然な形で対談に入り込んでいる。
そして、鶴瓶さんが自分に課しているスタンスや芸人観はこのころから今に至るまで一貫してぶれていないことが、わずか4Pの記事からも伝わってくる。
たけしさんも、斜めから世界を見る感じは変わっていないが
>「いちばん興味あんのは自分だし、いちばんなりたいのも自分だし、いちばんいやなのも自分だしね」
と、思わずハッとするようなことをさらりと言っていたりして、読みながら充実感がこみ上げてくる。
最後にさんまさんの話題になり、さんまさんは落語家の弟子だったけど落語家ランクを作ったら最下位に近い…という流れになったら
>(鶴瓶)「でも人間ランクつくったらすごいよ」
>(たけし)「それは男ランクね(笑)。さんまの男ランクはトップに近い。女からランクつくったら三十五位以下(笑)。俺はあいつに会うとホッとする」
ということを言い出し、この二人はやっぱりかっこいいと思う。
この二人にそんなことを言わせるさんまさんも。