2007年06月19日(火)
“でも”女
9時30分始業だというのに、朝、ふと目が覚めてテレビを点けたら9時のニュースをやっていた。
5秒ほど固まった後、顔を洗い、髪をパーッと梳かすとクローゼットから服を引っ張り出して着替え、メーク道具を通勤カバンに詰め込んで早足で急ぐ。
普段とそんなに変わらぬ時間に到着したから凄い。
人間、やろうと思えば出来るものだと、どろどろに疲れ切った顔でとりあえず自分を褒めちぎる。
ただ、今日はどうもついてない日だったらしく、朝はこのように大寝坊をし、昼に入った中華料理屋では私のオーダーのみ何故か厨房に伝わってなくて、やっと出て来たのは昼休み終了15分前。
(何でこんな時に限って鶏の四川風炒め定食なんて頼んだのだろう…)
と、色んな理由で涙目になりながら食べられるだけ食べる。
そして夜。
「ジャリズムナイト」終わり、シアターモリエールの出入口の階段で足を踏み外し、左足首をねんざ…。
恥ずかしかったので何食わぬ顔でその場を去ったが、だんだんと足がじんじん痛み出し、(何でや〜!何で一日でこんな不幸がいっぺんに押し寄せる〜!神様なんておらんわ〜、アホ〜、アホ〜!)とありとあらゆるものを呪いながら新宿を後にした。
オーダーを飛ばされた中華料理屋にはクサノさんと一緒に行ったのだが、彼女の子どもの担任が凄いイケメンで、役員を引き受けたクサノさんは学校行事が楽しくてたまらないらしい。
今日も学校行事で午前中は遅れて来たのだが、彼女がイケメン教師と楽しく美しい時間を過ごしていた頃、私は、神様がいたずらをしたとしか思えない残念なビジュアルの上役と打ち合わせをしていたので、い〜な〜、い〜な〜、男前いいな〜、と中々来ない定食を待ちながら羨ましがった。
そして、
「私、自分好みの男前は、いち早く見つける自信ありますよ」
と何気なく言ったら、一瞬の間の後
「でも、せりちゃんの究極は鶴瓶なんでしょ?」
と、物凄い強烈なストレートが疑わしそうな目と共に返って来た。
しかし、ちょっと失礼だと思ったらしく、慌てて
「あ、でも、鶴瓶には外見を超えた良さが伝わって来る感じだよね」
と、まるでフォローになってないフォローが返って来た時は、おかしくてしゃぁなかった。
これに限らず
「でも、あなたは○○なんでしょ?」とは、よく言われる。
「でも、今はお笑いが好きなんでしょ?」とか
「でも、ニチョケンではコホリなんでしょ?」とか
「でも、結局アジカンライブより鶴瓶ライブに行ったんでしょ」とか。
“でも”、そっちの方がすきなんだもーん(開き直り)。
「ジャリズムナイト」は2、3年ぐらい前のような気楽なトークライブ形式を期待して行ったら、漫才2本とコント数本とがっつりしたものだった。
一本、あつむさんが落語家の師匠に扮したコントがあり、世界のナベアツで見た時は正直ツボが合わなかったけれども、今回は結構ハマった。
客を弟子に見立てて進めていくもので、(そう来ますか!)と、にやり。
ほんの僅かだったが「時うどん」も聞けたし。
そういえば、中村マネもいた。
落語以外のライブに行くと、椅子に半分しか腰を下ろしていないような落ち着かなさを覚えるようになった。
現在、若手ライブリハビリ中。