2006年11月29日(水)
米朝監修芝居
当日再配達をお願いしたのに一向に来ないので、不在通知に書いてあったドライバーの携帯に電話したら、何と「あー、今日は無理です。他に行くところあるんで」とのたまわれる。
その“他に行くところ”がうちから信号渡ってすぐの場所だったので、なら私がその場所に今から行って荷物を受け取る、それなら問題無いやろがこのボケーッ!ということをオブラートに包んで申し出た結果、再配達はしてくれたが、結局最後まで謝罪は無し。
飛脚ちゃうんかーっ!
米朝師匠の「たちぎれ線香」を見る。
鶴瓶さんや吉朝さんがやった小糸とはまた違う小糸を見れた。
鶴瓶さんや吉朝さんの小糸は、“純真で可憐。どこか儚げ”という感じだったが、米朝師匠の小糸は17歳ゆえの天真爛漫さも感じとられ、どこかおきゃんな小糸だった。
それゆえ、若旦那への恋心を周囲に隠すことが無い無邪気な小糸が、芝居見物をすっぽかされたと当初は怒ってふてくされていたのに、徐々に若旦那の心変わりを疑い始め、心身とも弱っていくのは余計に悲しかった。
それにしても、同じ話なのに、噺家によって受け取る印象がこうも違ってくるのは何故だろう。
簡単にいえば、それが“話芸”なんだろうけども。
あまりに奥深すぎて、当初は“目先を変えて、昔からあるこのおもちゃで遊んでみるか”程度の気持ちだった「落語」に今はどんどんのめり込んでいる。
その影響で、2月はG2プロデュースの「地獄八景・・浮世百景」というお芝居を見に行くことに。
米朝師匠が監修することに引かれたことと、「たちぎれ線香」を取り入れたお芝居でもあるため。
吉朝一門のお2人が出る日が取れたので嬉しい。