つらつらきまま


2006年08月25日(金)
最高に面白い夏をありがとう


お台場ライブの時間は真っ当な会社員としてお仕事に励んでいたが、退社30分前からデスク周りを徐々に片付け、面倒な仕事を発注してきそうな人とは不自然なまでに視線を合わさぬようにし、退社時刻を告げるチャイムとほぼ同時に実はそない失礼な行為とは思っちゃいないけれども大人の社交辞令として、「お先に失礼します」と告げながら一路、身も心も日比谷野音。
 
 今日の東京は朝は雨がぱらつき、局地的に大雨のところもあった。
 何せ今朝のめざましは雨音だったほど。
 ポツ、ポツ、ポツポツポツポツバラバラバラバラババアドバアという音が聞こえた時、寝ぼけた頭に浮かんだことは
 (うう、やっぱり雨男雨男りんご飴...)
 だった。
 昨日まで東京はまぁまぁ晴れで、週間天気予報も曇りだった筈なのに、野音とめざましライブが入ってる日が雨かいっ!と。
 この“雨男、雨男、りんご飴”というのは「雨宿り」というコントに出てくる一セリフに過ぎないのだけど、割とお気に入りなのでちょくちょく使ってしまう。

 そして私は雨に濡れることが、靴に砂や小石が入り込むことと同じぐらい嫌いなので、百均で買ったレインコート上下&替え靴下&タオル&替えショートパンツも携帯して出社。
 今日の私の会社カバンの中身の実に8割ぐらいは会社や業務に何の関わりも無いものだった。

丁度野音に着いた時が私の整理番号の呼び込みだったのでさっさと中に入り席を取るとブログの告知を見た時から目をつけていたロンTを購入。
 「今のせりちゃんの東京ダイナマイトに対するハマリようは、2丁拳銃にハマっていった頃と全く同じ」
 と、私のお笑い友・カスミちゃんが指摘していたが、何の迷いもなくツアーグッズのTシャツを買ってしまったことは確かに全く同じ。
 このロンT、腕章の裏に「当たり」と書いてあるので何のことかと思ったら、「当たり前→当たり(と書いてある方が)前」ということかということに気づき、にやり。

自分のパソコンが修理から戻って来たらライブレポートを作るつもりであることと、ソフト化されそうなので詳細は省略。
 2丁拳銃はゲスト陣の中ではトリから2番目に登場し、ツカミ&コーラス漫才&ヒーロー漫才とライフセーバー漫才を披露。
 お台場で3時間ぐらい唄って来た(多分)後とは言われなかったら分からないだろうなぁと思うほど、声嗄れも疲れた感じも無かった。
 小堀さんは段々ライブハイと漫才ハイになっていき、修士さんの乳を触っては怒られていた。
 ルミネの通常枠だったらヒーロー漫才で終わりそうなので、メイン漫才2本というのが、いかにも漫才の夏フェスという感じで嬉しかった。
 ブログに
 >最高な感じです 
 と書いてらっしゃったが、見ているこちらもそう思った。
 贔屓目が入るけれど、2丁拳銃が漫才をしている時、よく笑いが起きてた気がして、漫才を楽しみながらそれを聞くことも凄く心地良かった。

本編の東京ダイナマイト漫才は、カバーあり、定番あり、仕掛けありで、本当によく笑った。
 4月のチハラトークに行かなかったら、この日この時間に野音に自分がいることはまず無かったと思う。
 こんなに面白くて素敵な時間と場所を作る芸人がいることを知らないまま過ごしていた。
 そしてこんな素敵なイベントに出演している芸人が、自分が好きな芸人であることが凄く嬉しかった。

 懸念の雨は持ちこたえ、虫の声と涼しい風に囲まれる大変気持ちが良い状態で約2時間の祭りを堪能することが出来た。
 笑いの神様粋な計らいをありがとうございます、と謙虚な気持ちで感謝を捧げる。
 夏の終わりに見たライブ2本は、どちらもお笑いが好きで良かったと思うものだった。



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