つらつらきまま


2006年07月30日(日)
いいじゃないか キャンバスは君のもの


ヨドバシカメラの店員にスカパー取り付けについて聞いたところ、うちのマンションは「スカパー!110」になるとのこと。
 110度CSとは、普通のスカパー!より良さそうな感じだが、チャンネル数が全く違い、見たい番組が殆ど無い。
 管理会社にスカパー!のアンテナ取り付けが可能かどうかを確認してもう一度検討することに。
 あ〜ぁ、何か肩透かし…。
 今はそういうマンションが多いらしい(工事費が安いらしい)。

 もし見れないなら、スカパー!が見れるマンションに引っ越すか!?ということを一瞬考えたが、スカパー!に引きずられて引っ越すなんて、

 <どうしても聴きたい番組がFM福岡しかやらないから、その時間に福岡にドライブに行こう>
 と父に提案し父もその気になっていたら、「2人揃って何バカなことばやろうとしよっとね!!」と母から怒られた中1の頃から全く進歩してないってことだし。

 スカパーが見れないかもしれないところと、時々Amazonで注文したメール便がポストから盗まれることと、暖かくなったら「私はNHKと東京新聞に監視されてます。助けてください」とA41枚の裏表にびーっちり書かれた手紙がポストに入れられるところを除けば、今の家に問題無いしなぁ。

今日チューナーを買って帰る勢いで家を出たので、何となく勢いを持て余してしまい、新宿から歩いて原宿のBOOK OFFへ。
 
 色々物色していた私の目に
 「Y本ワチャナビ」
 という文字が飛び込んできた。
 (もしや!)と手に取り表紙を見てにんまり。
 1996年に出た2丁目劇場公認の関西情報誌だった。
 980円で当時売られたものが、10年後は原宿の新古書店で150円。
 表紙を開いてパッと出て来る広告が、あのリンゴ・スターに「りんごスッター」なんていう恥ずかしいコピーを抱き合わせた「すりおろしりんご」というのが、時代を感じる。
 
 千原兄弟、ジャリズム、水玉れっぷう隊、メッセンジャーがトップだった頃で、11期も割と載っていた。
 高僧・野々村と大竹まことの対談、なんていう凄いものも。
 
編集後記は、50組の2丁目芸人のこれからの夢が載っていた。
 
 「まだまだ僕らの笑いを確立しているわけじゃないんで、
  2丁拳銃っぽいネタを自然体でやってて、それが面白くて
 『あれが2丁拳銃の色やねんな』
 って思われるようになれば、一番いいと思いますね」

 というのが1996年当時の2丁拳銃の夢。
 2006年の今日見つけたのも、なかなか感慨深い。
 
 3年ぐらい前にオンエアバトルで初めて落ちた時に流れた
 「正直ネタの作りが良くなかったから落ちてもしょうがない。自分達が悪い」
 とはっきり言い切った敗者コメントを聞いて以来、私は2丁拳銃が負けることをそれほど恐れたり落ち込んだりしなくなった。
 たとえ負けても、敗因を他の誰かや何かのせいにしない強さと大きさがあるからこの人達は大丈夫だ、という根拠を持てるようになったから。

 今回の「漫才アワード」の結果もそういう理由から、結果の詳細を知った時は(何じゃ、その差!?)とびっくりはしたけど、それ以外の感情はあまり覚えなかった。
 
 >2丁拳銃っぽいネタを自然体でやってて、それが面白くて
 >『あれが2丁拳銃の色やねんな』
 って思われる

 ような漫才を今までもこれからもやり続ける姿を出来る限り見ていきたい。



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