つらつらきまま


2005年10月21日(金)
「くのいち」×「行方不明」の1週間


*久しぶりの日記はグチ&悪口全開です。すいません。

今週は毎日心の中で

 「もう〜、オマエらまとめてしんだらエエね〜ん!
  っていうかもうしね!
  頼むからウマイこといってしね〜!」

 という呪いを込めた雄たけびをあげながらの退社だった。

元凶は、(1)ジジイこと次長(2)ガラこと部長(3)シローこと課長、のズッコケ3役。
 ちなみに何故課長が“シロー”なのかというと、いつ見ても寝ぼけた顔をしていてそれが「ルックルックこんにちは」の岸部シローの雰囲気にそっくりなので。
 
 うちにはパートさんが2名いるがそのうちの1名が来月で契約を切られることになった。
 この方は長くうちに勤めている。
 その方担当していた仕事のいくつかは、

 「えー、めんどうくさい」

 という、その脂ぎったほっぺたをトイレ掃除後の手袋で引っぱたいてやりたくなるような、とても50歳過ぎて仮にも役職がついているとは思えないふざけきった理由でシローが放棄したため、やむなく担当していた仕事も含まれていた。

 ガラはそんなシローを上手くおだててはパートさんが負担していた仕事を元に戻し始めた。
 そこまでは良かった。
 (ほぉ、あのシローもやっと会社で働くようになったか)と我々もどこか安堵していたのだ。

 ところが、そのパートさんがやる本来の仕事までガラは取り上げた。
 時々私達も仕事をお願いするようにしたが、本来の業務の方は殆ど空白。

 そんな状態が1〜2ヶ月続いた後、パートさんは契約終了を言い渡された。
 それも淡々と告げるならまだ良いが、
 「あなた、仕事無いでしょ。だから次回は更新しないから(笑)」
 という何ともねちねち&悪ふざけな表現で契約終了を告げたらしい。
 このセリフを言ったのがシローというからまた腹が立つ。
 オマエが言うな、オマエが!だ。
 
もう1人のパートさんも経験年数はほぼ同じだったがこちらは契約更新。
 が、この方の場合も“キーッ!”と外野の私が字面どおりに地団駄を踏んでしまったほどに、

 “ネチネチたらたらエゴ満開、威張るの大好き管理職〜”
 的いやらしさ満開だった。

 そもそも文字にすると「」も入れて10文字に満たない
 「契約更新します」。

 このセリフだけ言えばいいものを

 「我々もねぇ、慈善事業じゃないんですけどねぇ。
 あなたもお子さん抱えて一馬力じゃ大変でしょうからねぇ。
 あっ、でもこれからは1年更新ではなく半年更新ですから。
 そこを肝に銘じてください」

 とは何だ?
 オマエは誰だ?何様か?オレ様以外に何かあるとでも?

 その後、ガラはその場にいない他の部員の悪口を言い出し、突然手に入れた権威にすっかり有頂天になっているシローも言葉の端々にエラソーさを滲ませながらその話に便乗するわで、パートさんもキレてしまい会議室で実に30分近く口論をしたそう。

 その話を退社後聞かされた私はすっかりテンションが上がり、帰り道パートさんと2人で

 「トリガラ(もちろん実際は本名)死ね〜っ!シローも死ね〜っ!2人まとめていっぺんに死ね〜っ!」
 と叫んだ(注目を浴びない程度に)。
  
叫ぶだけでは収まらない。
 思い出すだけではらわたが煮えくり返り、ムカムカし、電柱を蹴り倒したくなる。
 トリガラが私達は言うに及ばず自分の命よりも大事だと公言している猫6匹をマタタビ酒でおびき寄せられないだろうかとか色々思ってはまたムカムカしてくるので、気持ちと頭を冷やそうと、とりあえずガス回りやらシンクやらを重曹を使ってピカピカに磨いた。
 そこに写る私の顔は、見事な般若顔だ。
 眉根にしわがきれいによっている。

 >会社はあんたの遊び場じゃない。
 社員はあんたのおもちゃじゃない。
 何の苦労もせず手に入れた肩書で、人に偉そうに指図するな。
 人の気持ちを操るな。
 他人の生活をおびやかすな!(「神様からひと言」P430 荻原浩 光文社文庫)

 という一節が本当に身にしみる。
 東大に行きたかったのに現役時代は二期校しか入れなかったので仮面浪人して一期校に入ったけどやっぱり東大はダメだったり、会社の金でハーバードだかケンブリッジに何故か留学したは良いが英語が喋れないため1年間結局ひきこもっていたとか、ガラが全く苦労指定ない訳では無いことは知っているが、知ったこっちゃ無いのだ、バーロー。
 そんなものに付き合ってる暇はこちらには無いのだ。

ガラシローに加えて次長のジジイはジジイでこれまたとんでもなかった。
 あまり仕事で絡むことが無かった頃はどこか好々爺な感じだったが、それはただの幻想に過ぎなかった。

 ある日次長から内線が掛かってきた。
 (ハテ?私ゃ別にわざわざ呼びつけられるようなことはしてない筈だけどな)
 と思いつつ足を運ぶと自分の机に呼び寄せてひと言。

 「数字が消えたんや」。

 そんなことをいきなり言われても(はぁ?)だ。
 チーズが数年前に消えたことは覚えているが、うちの会社からは数字が消えたのか、そら知らなんだと思ったら、
 
 「せりくんがこの間送ってくれたグラフには数字が入っとった。
  ただ、あれは縦より横がいいと思って作り直したら数字が消えたんや。
  何をしたんや」

 と彼なりの補足説明が入った。
 “何をしたんや”と言われても。
 オマエこそ何してくれてん?だ。
 もちろん言わないが。

 “グラフ”“数字”と聞いて、「データ系列の設定」のことかと思い、懇切丁寧に説明。
 これでよろしいでしょうか?と問うと
 「あぁ、もうエエ。また何かあったら呼ぶから」
 と、いうお返事。

 最後の言葉に危惧を覚えたら案の定、
 「文字が大きくなったり小さくなったりする」だの
 「せりくんのグラフは模様があるのにオレのエクセルにそんなのはない。どうなってるんだ」だのと

 「まずは自分でググれ!」
 と、ハゲ頭に書き込んでやりたいほどにトホホな用件で呼び出される。

そんな折、隣の席のキドさんから
 「次長から理不尽な怒られたグチを、悪いけどせりちゃんランチの時に聞いて下さい」
 というお誘いメールが届く。
 ガッテンでい!と了承し、会社からちょっと離れた店に行きトーク開始。

 キドさんが担当しているレポートの内容に次長から訂正&追加の指示があった。
 指摘箇所を修正し次長の了解も出たので、編集作業の担当者にメールに添付して送った。
 
 (キ)「そういう時って、担当の人宛に送るメールだからToにその人のメールを入れてCCに次長のアドレス入れるでしょ?」
 (私)「だってそれ以外無いですよ」
 (キ)「でしょ!だけどね、だけどね、次長がわざわざ内線掛けて『至急来てくれ』なんて言ってきたのよ。
 私、てっきり旧版を送っちゃったのかしらって思って行ったらさ。
 何て言われたと思う?」
 (私)「重いとかそんなですか?圧縮ファイル送られても解凍出来ないとか?」

 (キ)「『何でオレがCCなんだ!失礼だろ!』だって(嘲笑)」

 …ぽか〜ん。

 (アホにいくら言っても無駄)と悟ったキドさんはとりあえず下出に出て謝ったそう。
 すると次長もだんだん落ち着いたらしいがそれでも
 「いやな、僕は君がその今までどんな教育を受けてきたのか気になってな…」
 と言わんでもいいことをくどくど言ったそう。

あぁ〜、もう!
 本当に

 “いらないヤツが多すぎる”し“いらない言葉に惑わされる”。
 “ジャマだジャマだ やつもこやつも”。“ダマレダマレ 何と戯けた事を”。
 
 “いらないもので頭の中がいっぱいになっておかしくなりそうになる”が、“それを無理やりねじ伏せ”るしか無いし、今はまだねじ伏せたい気は辛うじてある。
 嫌なものや楽しくないものに負けている暇は無い。


ルミネ先行の予定に“2丁拳銃”の文字を見つけるとやっぱり嬉しい。



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