2004年01月14日(水)
若者は元気であるべきといわれても
お昼ご飯の時は仕事のことを忘れてご飯に集中したい私だが、ヤマダさんと一緒の時だとそれは8割無理な場合が多い。
今日はずーーっと仕事のことばかり。
何でそこまで仕事のことが頭から離れないんだ、とスチャラカな私は不思議でしょうがない。
「若いくせに元気がない」とか
「若い内から落ち着いていたら意味が無い」とか
「若者からはつらつさを取ったら何も残らないのに」とか
「若い人は床に張り付いてでも先輩から仕事をもらおうとするべき」とか。
他の課の人のことを言っていた筈が、「あなたに言えることなのよ、これは」と言われてしまい、お昼の間、ずーっと嫌味を言われっぱなしのようなもの。
酢豚定食がまぁ砂を噛むほど味気なかった、灰色の60分。
“頭振っても楽しくない 腰を振ってものれない”
“ぼく本当はいろんなこと いつも考えてたのに”
ひたすら頭の中ではこのフレーズがエンドレスで流れていた。
何だかなぁ。
あの人が面白いと言うことはちっとも面白くないが、少しは笑わなきゃいけないから、仕方なしに笑う。
仕方なく笑うことほど悲しいものは無い。
私は大学4年+大学院の2年間、「臨床心理学」というものを一応専攻していた。
臨床心理学は基本的に相手の「あるがまま」を受け入れる。
6年間やっている内に、「〜であるべき」と強制する物言いに微かな抵抗感を持つようになった。
自分と気が合う人が善人であるとはいえない。
一旦「この人は嫌いだ」というフィルターで見てしまったら、ずっとその目で相手を見てしまうから、初対面の時の新鮮な気持ちで接するよう心がけ、いらっとする言い回しで注意をされても、ひたすら自分に言い聞かせる。
(私が知らないこと、分からないことを教えてくれてるんだから感謝しなきゃ)と。
そう言い聞かせて退社時間。
ヤマダさんが乗ったエレベーターが下の階に行き、且つ周囲に誰もいないのを見計らってエレベーターの扉を蹴りつけるのがここ最近の私の習慣。
とにかく何かが合わない。
残念ながら。
廊下でナガセくんに会ったのでご挨拶。
休職中のことはことさら聞かない。
誰かから促されなくても自分自身から言い出す日が来るだろうから。
ズカズカその辺を聞き出すヤマダさんは記者としては最適だが、仕事を離れた場でそのテクを使う必要は無いだろうと思う。
これがもっとも私が合わないなぁと思うところ。