つらつらきまま


2004年01月03日(土)
新春ハリガネロックおっかけツアーIn福岡〜気をつけよう、つぶやき声は意外と通る〜

福岡里帰り最終日は素敵さんと共にハリガネロックの舞台を追っかける日でもあった。
 「新春ハリガネロック追っかけツアーIn福岡」と命名。
 私が福岡にいた頃は1〜2ヶ月に1回は会っていた素敵さん。
 私が東京に行ってからも付き合いが途切れなかったことが嬉しい。

 10時ちょっと過ぎに素敵さん、福岡到着。
 天神に移動する前にBOOK OFFに寄り素敵さんが買いそびれた先月号のマンスリーよしもとを買おうとしたが、誰かがここ二日間で買ってしまったことが判明。
 タッチの差に泣く。

 気を取り直し天神に行くためにバスに乗る。
 女子中高生が席を取るためがぁ〜っと押し寄せ、私転倒寸前。
 かなりブチ切れ、私、バスで暴言を吐く(^^;。
 若ぇもんは博多駅〜キャナルシティの距離ぐらい歩いていきやがれ、てなもんだ。
 博多駅〜天神までなら徒歩圏内であるという認識の私は主張するぞ、ドンドン(机を叩く)。

ソラリアステージで定食を食べ、本日のハリガネロック営業場所である福岡競艇まで歩く。
 門を通ったらすぐ舞台。
 私も素敵さんも競艇場は縁が無いだけに、見るもの全てが物珍しい。
 異世界だったなぁ…。

 1回目のステージは少々時間が短かった。
 10分あるかないか。
 そんな中でやったネタは「知名度調査」「同世代は凄い?」「老人の客」「男前調査(これは2回目にやったかも)」。

 2回目は競艇場の一営業とは思えぬほどの充実ぶり。
 「ひばりファン」「バカップル」「掛け声(コール&レスポンス)」「バンザイ三唱」。

 ハリガネって地方色強い営業の時ほど凄く生き生きしているように思う…(^^ゞ。

2回目の営業終了後、走って地下鉄の駅まで向かう私達。
 バス移動したら渋滞に引っ掛かるかもと思ったため。
 天神〜博多駅は地下鉄で5分。
 開場まで15分の余裕を残して博多駅に到着したら今度は劇場までまたダッシュ。
 一番前を行くバカップルが二人の世界に浸っているためエスカレーターが渋滞してるのを見つけた時は、別れろ!とプチキレ。
 カルシウム足りませんねぇ、私は。
 
 でも息切れしつつ走ってた時何だか笑けてきた。
 ビートルズの映画みたいだなぁ、と。
 でも、私が追っかけてる相手はビートルズじゃなくてハリガネなんだよなぁ、これがギャートルズだったら韻を踏んでる気がしなくもないなぁ、とか。
 そして、ハリガネにここまで必死になってる自分がたまらなくおかしかった。

そんな風にぜぇぜぇ言いながら劇場に着いたのに。
 全席指定じゃなくて整理番号つき自由席公演なのに。
 開場まで10分を切っている劇場ロビーが閑散としているのを見た時は、チケットの売れ行きを本気で危惧した(^^ゞ。
 結果は“九州時間”で、開場2分前ぐらいでやっとだらだらと人が集まり始めた。

追っかけツアーのシメを飾るゴールデン劇場のイベント。
 (何でこの姿がルミネじゃ見れないんだ〜!)
 と悔しかったり少し切なかったりするほど、凄く弾けたハリガネが見れた。
 ネタは今まで見たことがあるものばかりだったけど、テンポの良さが際立ってた。
 福吉芸人との絡みも凄くスムーズ。
 あぁ〜、こんな姿をルミネでも本当に見たいなぁ…。

1つ、というか2つ3つ…(以下略)ほど残念だったことがあった。

 芸人はその道のプロと認められているから舞台に立っている。
 ギャラは認められていることへの代償。
 舞台で起きるいろんなことの責任を全て背負える人だけが舞台に立つことを許されている。
 
 舞台の進行は舞台に立ってる人に任せちゃえばいい。
 素人の余計な気遣いは、却ってプロである彼らの邪魔にしかならないこともある。
 
 後半のコーナーはクイズだったが、間違えたコンビへの罰ゲームは、ケツバット(懐かしい響きだ…)の腿バージョン『もも(腿)バット』と、いささか過激なものではあった。

 これが日常場面(たとえば宴会とか)だったら、そりゃ私も引くが、何せここは演芸場。
 やられるのは芸人。
 シャレにならないことをシャレにすることが出来る集団のエリートでもある訳だから、いかにこの罰ゲームをうまく処理できるかなぁ、と思いながら成り行きを私は見るつもりだった。

 ところが
 “私の好きな○○さんが答えを間違えて罰ゲームの『ももバット』をされたら可哀相!”
 と思っちゃったのかどうかは知らないけど、答えを先走って言っちゃう人達が数名。
 気を使ったつもりか一応声は潜めてるけれど、何度も言えばそりゃバレバレ。
 しかも一部の人達は
 (私って良いことしてる♪)
 と、ちょっと得意げ。

 慣れてなかったんだろうけど、舞台はテレビじゃない。
 あなたが払った額と同じ額をこちらも払って見に来ている。
 一部の余計な手助けは全体を興ざめさせることに気づいて欲しかったなぁ。
 松口さんが注意しなかったら全部答え言ってたかも。
 自分が好きな芸人をどうしても助けたいんなら、今度から答えをテレパシーで送ってください。
 以心伝心度を試す良い機会にもなるでしょうし。

イベント後は地下のモスやヨドバシの風月やその横のロイホで素敵さんとノンストップトーク。
 周りの人達には意味不明であろうことがらを2人で語り倒す。
 今回は2人とも今日のハリガネに満足したことで一致。

2004年一発目に見たハリガネが凄く面白かったことが嬉しい。
 2004年の初ライブは予想以上の好スタート。
 こういうのが一つでも多く見れたら良いなぁ。
 



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