2003年10月19日(日)
寝ても谷井、覚めても谷井
千原ライブの余韻に浸るべく、「囚」DVDを見直した後、NHKを点けたらオンバトサマスペの再放送をやっていた。
途中から見てて途中で消したけども、私が見ていた時間は8割エレキが出ていたように思う。
色んなやっつんを見た。
ハリガネが出てたやつも見れたけど、(ハテ?)という感じだった。
で、朝からなんとなくテレ東を点けたらストリートミュージシャンの発掘番組みたいなのをやっていて、ぼーっと見てたら、出て来た男、それはやっつん。
寝る前、最後に見たのもやっつんなら、起きた後、最初に見たのもやっつん。
こころに隙間がある時なら、これをきっかけにエレキが気になってしまい、色々当たっちゃうのかもねー。
これ以上広げる間口は無いけども。
プロペラ〜で、靖史さんが
“悪気は無いが腹立つヤツ”
という設定の役をやるコントがあったのだが、チハラトークでも話題になっていた小堀さんに対して腹が立ったエピソードが使われていて笑った。
間接的出演、とでもいおうか。
その後、じっくりとパンフレットを見てたら作家の南山さんの制作日記のとこにも
“タイミング悪い電話の相手”
として、小堀さんの名前が出ていた(笑)。
松本真一さんが誕生日なので掛けてきたらしい。
全然悪いことではないのに、運悪く、みんなのテンションが乗ってきてたところに繋がったらしい。
気の毒だなぁ。
そういえばJr.の電話番号はどれぐらい教えてもらえたのだろうか。
このパンフレット。
本のようなとてもしっかりした作り。
このライブを見に来るような客は3人の写真よりも文字を読みたいだろう、という読みで作られたので、文字がぎっしり詰まっていて読み応えがある。
専門書を買いに紀伊国屋へ行ったが、求めてるものは無かった。
そのかわり、軽めの文庫本を買い、帰りの電車の中で読む。
電車といえば、昨日乗った車内で聞いた会話が面白かった。
(A)「星野さん辞めるらしいね」
(B)「そうそう。何か病気らしいよ」
(A)「何の病気?」
(B)「え〜とねぇ、確か…、高…血ナントカっていってた。
何だったけなぁ」
(えぇ〜!
そこまできたら、後は“圧”しか無いやん!?
何で、そこで止まるん)←私の心の声
プロペラ〜最終日は、林さんと鈴木おさむさんが来ていたのを見た。
一緒に見ていた人によれば、他の日は雨上がりの宮迫さんや、カンクロウさんも来ていたらしい。
「中村ですか?宮藤ですか?」
と思わず聞いてしまった(^^;。
中村ではなかろう、と思いつつももしかしたら歌舞伎に千原テイストを取り入れようとお考えになったのかも…と思い。
もちろん、クドカンであった。
BS-11で、夢路いとしさんの追悼番組放送中。
もう、夕方からタイマーセット。
しかも標準。
最近じゃぁ2丁拳銃にもしない特別待遇。
だって、最後だからしょうがない。
いとしさんの追悼番組を見れるのは関東では今日ぐらいしか無いだろうから。
ここで奮発しなくてどうする、私。
画面を見なくてもイメージが、ばーん、と想像できる。
お2人のしゃべくりだけで、世界が動く。世界が色づけされていく。
何気ないセリフの言い回しや口調を聞いてたら、
(フフッ)とか(ククッ)と笑ってしまう。
無防備な笑い。楽な笑い。
安心できる。ゆったりした気持ちになる。
漫才は笑いながら見るもの。
悲壮な顔をしながらやるものでも見るものでもない。
ましてや
(どうかこのコンビが上がって来ませんように)
などと、邪なことを思いながら見るものではないな、と思う。
(勝って欲しい)
という心情はやっぱり無い。
けれど、
(カッコ良くあって欲しい)
と思う。
漠然としていて好きな言葉では無いが、こういう時は便利。
こいしさんが、ゆかりの場所を訪れ、穏やかに思い出を語る。
しかし、NHK大阪ホールに来ると、微妙に声が変わった。
色んな思いがこみあげてきたようだ。
すかさず、カメラが寄った。
瞬間的に、私は(寄るな!)と思った。
(映すのが仕事なのは分かるが、見て見ぬふりせぇ)
と、無茶苦茶なことを思った。
無茶苦茶だな、本当。
それが仕事なのだから、失礼なことを思ってしまった。
番組を見終わった後、しみじみ思う。
(長〜く、長〜く、好きな人達の芸を味わえたら幸せやなぁ…)と。
芸歴40年とか50年とかまでいきついたら、1つや2つの賞レースの結果に一喜一憂していたことなんて、
(そんなこともあったなぁ。若かったわぁ、あの頃は)
と、のほほんと笑い飛ばしてるのかもなぁ。
そうありたいわぁ。
夢路いとしさんの存在の大きさをリアルに感じることが出来て本当に良かった。
うちの母親はいとしさんのピン芸を天国で見てるのだろうか。
それとも、いつかは必ず来る“第2の世界でのいとこい漫才復活”に備え、ネタ作りをするいとしさんに感服してるだろうか。
羨ましいが、まだまだそれを見る自分は先でありたい。
“若手芸人”がどうにかこうにか“中堅クラス”に移る様を見たい。
“大御所”にはならなくてもいいから、とにかく“若手脱却”。