2003年08月15日(金)
美容室ジプシーにさよなら
お盆、ということで親戚が長崎に集ってるらしい。
私がいなくなってとかく暇を持て余している父は誘われたのでホイホイ出かけたらしい。
着いたそうそうビール飲んでるよー、なんていうチクリメールが届く。
「あんまり飲みすぎんでほしい」と母が言う。
「心配?」と私が聞くと
「だってまだ死んで欲しくないもん。長生きしてもらわんと」とのこと。
フ〜ン、と思いつつ
「あのさ、縁起でもないんだけど、最近ね、私お母さんが死んじゃう夢を見るんだ。
悪い夢は口に出したら現実にならん、っていうけん話すけど…」
といいながら気づいた。
これは夢だ。
そこで目が覚めた。
やっぱり母はもういない。
お喋り出来て楽しかったのが夢。
夢でしか喋ったり声を聞くことが出来ないこの状況が現実。
嫌でもこのことを思い知り、しばらく静かに泣く。
底知れぬ寂しさと悲しさに襲われる。
「夢で逢えたら」というけれど、目が覚めることを後悔するような出会い方なら、しばらくは出会えない方がいい。
この夢を思い返す度に泣く。
泣きっぱなしではしょうがないので、DVDをぼんやりと見る。
実は「コンビニ漫才」お気に入り。
もう見ることは出来ないであろうこの3人バージョンは特に。
有給を取って掃除&美容院。
明日友達が関西から来るから。
しかし帰省ラッシュとこの大雨でどえらいことになりそうらしい。
朝の7時ぐらいに着く予定らしいけど、このままだとお昼についたらラッキーてな感じらしい。
そんなにか…。
大雨洪水警報が発令され中、髪を切りに目白へ。
やっとお気に入りのサロンを東京で見つけた、と思った。
とはいうても2ヶ月しか住んでない上にここ以外は1軒しか行ってないけども(^^;。
最初は何か噛み合わない感じだったし、シャンプー担当の子はやたら喋りかけてくるしで
(ハ〜ズレ〜…。大雨の中来たけどもハ〜ズレ〜)
と心中ひそかに嘆いてたけども、カットが始まったら、ぼや〜としか言わなかった出来あがり図を予想以上に仕上げてくれた。
カット中は
「どこ勤めてるんですか?」とか
「趣味何ですか?」とか
聞いてこなかったし。
ドライヤーの時は自然に話しかけてきた。
行きつけならまだしも、はじめて行った美容院でやたら喋りかけられたらとてもひく。
質問ならまだ良いけど
「最近犬飼いはじめたんすよ〜。犬やっぱ可愛いっすよね〜」とか
(オマエの私生活にはちっとも興味無い)というようなヤツがべらべら喋るのはいらいらする。
ましてや
「サーフィンが趣味なんすよね〜。海とか彼氏と行かないんすか?」
「行かないですね」
「えっ、カレ氏いないんすか?
寂しくないっすか?
何年ぐらいいないんすか?
あっ、オレ、この間やっと彼女できたんすけど…(以下略)」
など
「興味無しなヤツのエンドレスプライベート話」+「人のプライベート詮索」がダブルで行われた日にゃ、美容師免許の剥奪を本気で願う。
まぁ今日行ったところはお店の雰囲気も髪型も気に入ったのでこれからも通おう。
担当さんが止めない限り。