2003年05月22日(木)
「オリジナリティ」という名の過ち
友達が結婚したいらしい。
私にいわれたところでどうしようもないので
「へぇ〜、何で?」
と一応訊ねつつも心中は
(…また唐揚げかぁ。最近唐揚げ続いてるなぁ。好きだから良いけども)
と今日の弁当の中身について色々思いを馳せていた。
そんな私の上の空には慣れてるので私の反応お構い無しに色々ビジョンを語る彼女。
半分はへぇ、へぇ、と聞き流していたが聞き流せないフレーズが耳に入って来た。
「私達ね、来てくれる人に感動させたいのよ。
でね、考えたのがカレ、歌がすっごく上手くて得意なんよ。
で、私はピアノが弾けるし。
だから私の伴奏で彼が歌を唄うってどうかなぁ?
彼も結構乗り気なんだ〜」
私の返答。
「はぁ〜っ!?
客はどうしたらいいの?
悪いけど君達が客席見たら、笑ってるか口開けてあんぐりしてるかどっちかと思うよ」。
“どうかなぁ”って聞くまでもないやろ。
笑い者になりたいのなら止めないがどうやら真剣。
私の反応はお気に召さないよう。
「歌が上手い素人」と「歌はど下手だがミュージシャン本人」。
どちらの歌を聴きたいかといわれたら私は後者がいい。
大体、素人が「みんなを感動させたい」なんて思いあがってはいけない。
そういえば田村亮子も「皆さんに感動を与える家庭を築きたい」とかどうとか言ってたけど正直余計なお世話だ。
ある意味あの夫婦は“勇気”を世の人々に与えてるけど。
わざわざ素人のカラオケ聴くために披露宴に参加してる訳じゃない。
実際にやっちゃったら笑うどころじゃないだろうなぁ。
「アヤコForever Love」とかサブイオリジナルソングを披露して泣きながら大熱唱とかされたら笑い死にするかもしれん。