つらつらきまま


2003年05月05日(月)
へこみを救うもの

5月に入って何となくへこんでいた。
 ただでさえ5月はへこむ月だ。
 去年も5月はへこんでいた。
 一昨年もへこんでいた。
 多分その前の年も。
 暖かくなり始めるとどうしたことか人間は落ち着かなくなる。
 学生だった頃カウンセリングのケースが増え始めると
 「そういえばもうそんな季節じゃのぅ」
 という会話をよく交わしていた。

 へこむキッカケというのは私の場合は大したことない。
 今日の運勢でかに座(もしくはA型)がビリから2番目という中途半端さだったから、という理由でもへこむ時はへこむ。
 定期購読の雑誌が1年契約と思いきや半年で、今月から自腹で買わねばならないということに気づいたから、という理由でもへこむ。
 
 とまぁ色々へこんでたけれど、些細なことでへこむぐらいだから立ち直るキッカケもまた些細な事だ。
 単純で良かった。

 何度と無く書いてるけど、私が上手く行かなくて落ち込んでる時ほどどうしたことか2丁拳銃関連のものの遭遇率が高い。
 今日なんてまさにその典型だろう。

 店に入る前から何となく予感はあった。
 今日まで休みだから久しぶりにBOOK OFFに行こうと足を踏み入れた。
 ビデオコーナーへ行くとまず目についたのが

 ゜水玉単独
 ゜メッセンジャー単独
 ゜2丁目Final
 ゜news関連ビデオ
 ゜base2000大図鑑
 ゜base2001大図鑑

 (メッセンジャーの単独なんて絶対今日じゃないと手に入らないやん。
  でも1500円かぁ。
  高いわぁ)

 なんて思い裏に回ると…

 「ベタっと・吉本若手マニュアル#2」
 があるではないか!

 「〜1」は持ってるけど2を持っていない私にとってこれは「棚から牡丹餅」状態。
 ブラマヨのネタでいえば
 「棚からゆずのライブチケット」状態。
 1回、大名のTSUTAYAで見かけたけどこれ1本のためにわざわざTSUTAYAの会員になりたくなかった。
 どっかで手に入るだろうと思いながら2年探してやっとゲット。

 雑誌コーナーへ行けば
 「BREaTH4号」「〜8号」が!

 4号は「ふたりごと」が始まる直前&「逢いたくて」リリース時期。
 この頃は森田さんは2丁拳銃のことを詳しくは知ってなくて、修士さんのことを
 「顔が短いほう」
 なんて認識だったよう。
 当然小堀さんからは
 「僕、顔長いですか?」
 とつっこまれていた。
 それが5年後には去り行く森田さんへ向けて小堀さんがあんな名文を書くほどの仲に進展する、というのはエエ話だと思った。
 
 8号の「ふたりごと」のテーマは「高齢化社会」(笑)。
 珍しく修士さんが自分の親のエピソードを書いていた。
 未来を知ってるだけに、何とも切ない。
 そして、小堀さんの内容はもしかしたら賛否両論があるかもしれないけども私は
 「せやねん!」
 と膝を打ってしまった。
 そして
 >人に気づかわれんのあまり好きじゃない(「BREaTH」8号 P267)
 というとこに妙に共感してしまった。
 これって一人っ子特有なんだろうか。

話がずれるけど、自分で自分のことを聞いても無いのに
 「オレ(私)、気ぃ遣うんだよねぇ」とか
 「オレ(私)、結構繊細なんだ」と
 言う人って何やろ。
 
 あれをどうしても
 「オレ(私)はあなたに気を遣ってるんだから、あなたもオレ(私)に気を遣ってよ」とか
 「オレ(私)はあなたと違って繊細なんだから、言葉とか行動とか気を配ってね」
 というメッセージにしか思えないのは、私がアマノジャクだからだろうか。

 自分でそうカミングアウトする人ほど結構他人を傷つけてると思うんだがなぁ。
 自分が傷つくのは敏感なくせに、人が傷つくのに鈍感な奴ほど始末におえない。
 偶々行かざるを得なかった会合とかでそういうのに懐かれると
 (もー、オマエいらんから帰れ!)とイライラすること多し。

話を元に戻す。
 4号から8号にかけて徐々に森田さんが2丁拳銃と仲を深めていったことが伺われる。
 「修士さんはネタと歌では声が全然違う」
 というボーカル雑誌ならではの分析も入ってて。
 つくづく森田さんが抜けたことが残念でならない。
 森田さん、好きだったなぁ。

「ベタッと〜」は1と違い、2はコーナーも入ってた。
 (今度こそ…)と思ったメッセンジャーのネタは今回も入っておらずがっくり。
 FUJIWARAも中川家もコーナーの出演だけだったけど。
 パッケージ名前は入ってた陣内さんなんてどこに出てた?という感じ。
 
 ハリガネは私が好きなあのツカミ
 「元気〜!?みんな元気〜!?」
 だった(^^)。
 「彼女がキツネ」に行きつく経緯が初めて見るやつだったので面白かった。

 2丁拳銃は出て来た時の「きゃぁ〜っ!」が物凄かった。
 何じゃ〜っ、という感じ。
 ツカミが聞こえんがな、と。
 微かに小堀さんへの声援が聞こえたがそれが
 「こほり〜」
 と呼び捨てだったのが笑えた。
 そしてネタの中に私の好きな花火職人ネタがあったので嬉しかった。
 「漫才食」で見た時の方が修士さんが弾けてたけど。
 見たこと無いネタ(消防隊のオッカケ)もあってお得気分。

ビデオ、本2冊を読み終えた頃は私のへこみはどこへやら。
 へこんでる時ほど何故か2丁拳銃関連の探し物が見つかりやすいというこの奇妙なシンクロニティーは私の精神状態にとってきついものがあるけど(^^;。
 私がかれこれ3年近く探しつづけているが一向に見つかる気配がない
 「吉本超合金大百科」
 が見つかった時の精神状態はどんなもんだろうと軽い恐怖。




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