パントラルリーグ

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2001年12月07日(金) 飲んで読んで揉んで

会社の忘年会でした。
サタンがなかなか倒せなくって苦労しましたが
最後の必殺技が効いたおかげで何とかクリアしました。
いやあ、まさかあの伝説の技を使うなんてね。

普通にしゃぶしゃぶ食って騒いでました。
楽しかったです。


T田さん(ダイエッターの漫画好き)から、
推理小説を借りました。

「京極とかいいよ、京極とか。また貸したる」
と言って持って来てくれた本、タイトルは「翼ある闇」。
ちょっと読んで、ふーん、これが京極なのか〜、
と思ってもう一度ちゃんと表紙を見ると、

摩耶雄嵩


違う人やないかい。


…それで、読みました。
日本の推理小説を読むのは初めてです。
(いや、細かく言うと「名探偵チビー」(児童書でしゅー)
なら読んだことはありますが。チビーかわいいです。ネズミ。)

うーぬ、やはり名前は覚えやすいですぞ。

ストーリーとしては、
「もっさ凄い城っぽい屋敷に招待された名探偵木更津と、助手香月。
 しかし来たときにはすでに2体の首無し死体が転がっていた。
 そこから始まる連続殺人。密室の謎。
 そこに何故か登場する銘探偵・メルカトル鮎。
 もっさ凄い推理が冴える。」

…全然おもしろそうに見えないのは私のせいです。こういう文章が
上手く書ける人を尊敬する次第であります。

***以下ネタバレを含みます***



感想。
面白かったです。
面白かったのですが、好き嫌いで聞かれると、嫌いというか苦手な類です。
読んだ後ちょっと気分が悪い。
登場人物が皆事件に無関心であることとか。ラストも。
あ、ラストは本当にびびりました。ほー! と思いました。
でもちょっと。
好きな人は凄く好きだと思います。

あと、私はエラリークイーンを知らなかったのでこれもネックだったかと。
ドイルの「オレンジの種」とかはわかったんですが…。
ポアロの台詞とかも出てきますので(私はわからなかったんだけど)
その辺詳しいと更に面白いのでは。
あとクラシック……全然わからなかったです。トホー。
台詞も難しいです…。白い鴉のあたりが特に。


というか、メルカトル鮎って。

サブタイトルが「メルカトル鮎最後の事件」っていうのも、
「?」と思ったのですが。だって木更津と香月が主役…ですよねこれ。
メルカトル鮎何者なんだ??? 

好きな人物は木更津ですなー。途中まで苦手だったのですが、
推理に失敗して山籠もりするっていうところでキューン。
かわいいな木更津……。