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2001年10月21日(日) 私〜敵が好き〜♪

キリ番イラストUPしました。
ハロコ様リクエストありがとうございました。
良ければご覧下さい。

そのイラストの資料を探しに近所の図書館に行って来たのですが。
これかな〜と思うものが見つかってまずは一安心。

ついでにズッコケ3人組シリーズの中でまだ読んでないものを
借りようと思ってたんですが、全て貸し出し中でドゥーン(撃沈)。

仕方ないのでアガサ・クリスティの読んでないものにしました。
というかどれがまだ読んでないとかわかんねー。
ああいうのってタイトルも訳し方とかによって違うじゃないですか。
「大空の死」と「大空の殺人」あたりは同じものだとわかるんですが、
微妙にわからないものもあるので気が抜けません…。

「殺人は癖になる」
「晩餐会の13人」
「謎のビッグ・フォア」

借りてきました。「殺人は〜」の方はずっと貸し出し中で
今日見たらあってヤッター!と思ったら本がすげー汚い。
何か水にでも浸したようによれよれです。ガッデム。

「謎のビッグ・フォア」。
…こっちは違う出版の別タイトル「ビッグ・フォー」で
読んだことがあるんですが、気になったのでもう1回借りました。
これはもう敵が良い感じなのですよ。
「犯人」というよりは「敵」の方がしっくりきますね。

…それで、この本を以前借りたときは、ちょうどルパンの
最新のテレスペが放送される日の前日くらいでした。


ここからはルパンのテレスペ「アルカトラズコレクション」の感想
っぽいものになるのですが、すみません、悪口しか書いてません。
気分が悪くなってしまう可能性大です。
それからネタバレになるのでまだ見てない方は回れ右して下さいー。




というか、タイトル忘れてたよ。
ビデオのラベルで確認するまで
「あれー、『ルパンと愉快なシークレットセブン』じゃなかったよなー…」
とウロウロしてました。
その「アルカトラズコレクション」です。

……あれ? 「コネクション」だったか?


私はルパンを見るときに何に注目するかというと、
何をさておき「敵キャラ」なんですね。
えらい偏った見方なんですが、とにかく「敵」なんです。
何でかというと、正直萌えもあるんですが、
やっぱりさ! ルパン達が相手じゃないですか。それはもう
「はゃぁぁ〜…敵もやるねぇ〜!」
っていう気分になりたいんですよ。

敵キャラに必要な要素は、「実力」と「個性」だと思います。
それは味方を含め主要登場人物全体に必要なことなんですが
…まあ、置いといて。
この2つのうち、どちらかが無いともうダメだと。極端な話、
「すげー弱いヤツいたね、顔もよく覚えてねぇわ」
じゃダメなわけで。

で、今回の「シークレットセブン」。
ラスボスがそんなキャラだったような気が。
というかまず名前を聞いて不安になりましたよ。
2時間です、2時間で7キャラクターです。
さばききれるんでしょうか。

きれてませんでしたね。

あーーーーー…うん、そうそう、そうすると失敗するんだよ、
という見本というか、何というか。
上手く説明できないんですが…あれって、7人が7人とも
大したこと無かったですよね。
ボスと、その甥っぽいのと、博士っぽいの、モデルっぽいの、
中華っぽいの、武器っぽいの、あと、大統領候補?

どれもよく覚えてねぇよ……。
全然キャラを生かせてない。それ以前に何だあのキャラ。
つかハイエナ! 次元との因縁はどうなったのよ!
あれじゃ「ぼくちん昔から体中武器使ってたの〜」
しかわからないですよ!
あとモデルの子、何でしたっけ、エリザベス? ちゃうな、
スーザン? わかんねぇよ。
五右エ門との絡みをもっとちゃんと書いてくれないとわかんねぇ!

2時間しかないのに、7人を7人とも並べちゃダメ。
4人くらいが限界だと思います。
そうしないと収集つかなくなるのは目に見えてますよ。
7人は多い。絶対多い。その7人をちゃんとまとめて、立たせて話を
作るにしても、そうなるとルパン達に費やす時間が無くなってしまうし。

だいたいからして。
ルパン達がどういうキャラクターなのかは、
だいたいわかるじゃないですか。
…いえ、説明しずらいキャラだというのは承知してますが、
何しろアニメとか、映画とか。テレスペとか。
今まで見ていたわけですから。
対して敵キャラは、こちらとしては初めて見るわけです。
性格とか、どれくらい強いかとか、武器とか、
信念を持っているか、そんなものは持たずひたすら金なのか、
目的は何か、どうやってルパンに挑むのか、
そういったものは全て白紙なわけで。
だからこそ面白いんです。

ただでさえ敵キャラはハンデがあるんです。
「絶対に勝ってはいけない」こと。
それでいて「この相手には勝てないかもしれない」と思わせないと
駄目なんだって!

味方を立たせたいのならば。
もっと敵キャラを大事にしてほしい。

「ビッグ・フォー」(私はこっちのタイトルの方が好き)
読んだ後だからですかね…こんなに感じたのは。

ビッグ・フォー。良いですよ。
傷だらけの男が転がり込んでくる。男は「4」の文字を書き続ける。
死ぬ直前にこう言うんですよ、
「ナンバー・ワンは『ビッグ・フォー』の頭脳と見なされる。
 彼は支配力であり原動力である。
 ナンバー・ツーは名指しで呼ばれることは滅多にない。
 この男はSに2本の縦線で代表される。同時に2本の筋と一つの
 星によっても代表される。従ってアメリカ国籍であり、金を代表する
 ものと推定されよう。
 ナンバー・スリーは女性であり、確実なことは一切不明だ。
 ナンバー・フォーは…デストロイヤー!」

イエーーーーイ! 最高じゃーーー!!

というかね、この4人がね、凄いのよ、本当に。
特にナンバーフォーね。「デストロイヤー」とか言っておきながら、
本当に普通の人なんですよ。少なくとも外見は。
でもすげえよ。4人ともすげえ。同時にポアロすげぇって思ったよ。

こうじゃないと駄目だ。主役を超えるかも、と思われながらも、
でも勝てない。勝てないけどすげぇよ! というキャラが欲しい。
とっつぁんの敵版か? うん? とっつぁん敵か?

つかもう、
何がシークレットだったのかを
わかりやすく俺に教えてくれ。