パントラルリーグ

DiaryINDEXpastwill


2001年06月11日(月) 皆さんは注意。

中学生だった頃の話ですが
変質者に遭遇したことがあります。
家の庭で。

うちは両親とも共働きでして、いわゆる鍵っ子
だったんですが、その日はいつもあるべきはずの
所に鍵が無かったんです。

誰か置き忘れたんだな〜と思い、
仕方なく庭で花に水をやってたんですよ。
歩いて行ける距離に祖母の家があるので
そこに行っても良かったんですが、
面倒くさかったので。

福の家は花が大量に咲いているので、
水やりするだけでも充分に暇つぶしになります。
しばらくすると後ろから足音が聞こえてきまして、
「ああ、弟かな」と思い振り返りますと
そこには中年にさしかかったころの男の人が
佇んでいるではありませんか。

明らかにサラリーマンとは違った風貌です。
何せコートの下からは素足が見えています。
ものは見えませんでしたが。

びびったの何のってあなた、
もしもの時は父が園芸に使っている煉瓦でも
存分に投げつけていちもくさんに逃げようと思い、
こちらが身構えていたのですが
向こうはただブルブル震えているだけです。

こちらとしても話すことなんてありませんので
バケツを手に持ちながら男を見つめるのみです。

ようやく男が口を開きました。

「せ…1000円あげるからスカートの中見せてくれない?」



頭の中真っ白です。

というか何ですと?

1000円だと?


1000円でスカートの中見る気なんですか?
女の子の?


なめんじゃねぇよ
このチンカス野郎!



…何だか怒りの矛先が間違ってるような気もしますが
もう腹が立ちまして。

アンタ何かい、あたしの顔とパンツじゃ1000円の価値しか
無いってかい、と、怒りがフツフツとこみ上げてきました。

8割り増しで殴る。

しかし小心者ですので、もしこれで恨まれたら
家の場所もすっかり相手は知ってるわけですし、
それはちょっと怖いよな〜と考え直したのかどうかは
忘れましたが、とにかく威嚇しようと思いまして、
やはり近くにあった煉瓦をですね、持ちまして、

お前に向けて投げるぞ

という仕草をしたわけです。

もしこれでダメなら…先は考えませんでしたが、
相手は十分びびってくれたらしく、

「ご、ごめんね」

と行って去って行きました。



変質者遭遇の巻は以上です。

人生に置いて何の参考にもならないでしょうが、
もし子どもさんの居るご家庭でしたら、
煉瓦のひとつふたつ用意してさしあげたら良いかもしれません。
子どもにも何とか持てる重さですし、
投げたら長距離戦でも使えます。

が大変危険ですのでやはりお勧めはしないでおきます。
うちの兄も煉瓦に頭ぶつけて何針か縫ってました。
それに相手から投げられる可能性も否定できません。
それよりは護身術のひとつやふたつ、でしょうか。

何よりも鍵っ子のご家庭には
鍵を絶対に用意してあげてね、ということですね。


ああ、それから東京に行ったときに、
冗談かもしれませんが、後ろから

「ぼく、遊ばない?」

と聞かれたこともあります。

福は髪が短いので、後ろから見たら男の子に見えたんで
しょうか。
でも福は身長155もありません。
男の子でこれくらいの身長しかないってことは
多分中1とか中2とかそれくらいじゃないんでしょうか?

なにせ「ぼく」だしさ。

おっさんショタかよ〜〜〜。

福が女の子とわかったらしく去って行きました。




何が正義なんだか。