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内向的恐妻家の日記
| 2003年12月14日(日) |
【無謀チャレンジ日記】シーズンオフの富士登山−前編 |
こんばんは、こうです。
最近、なんか日記がマンネリ化しているような気がします。
何かしら出来事があって、つれがそれについて毒舌をはいて、 そして私が密かに悲しむというパターンとばかりなっていないでしょうか。 (まあ、それが事実なんでしょうがないのですが。。。)
そんな訳で、ちょっと気分転換にしばらく日記の中身を代え、チャレンジの カテゴリーらしく、私の過去にあった、無謀チャレンジ日記をお送りしたいと思います。
一応、ラインナップとしては、
・無謀、シーズンオフの富士登山 ・世界でトップ3の高さのバンジージャンプに挑戦 ・内向的性格にもかかわらずユースホステルを使った紀伊半島一人旅旅行記
等のを考えています。(う〜ん、面白いのかどうかわかりませんが。。。)
また、このシリーズを書いていても、日常の出来事日記も挟んでいきますので、 つまらないからと言って、日記を見捨てないで下さいね。。。
それでは、無謀チャレンジシリーズの第1弾、『無謀、シーズンオフの富士登山』を どうぞ。
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それは、私が大学時代、コンビニで深夜バイトをしていた時の事です。
私は毎年、必ず深夜の富士登山を行い、山頂でご来光を見る事をお約束としていたの ですが、その年はたまたま忙しく、時期を逃してしまっておりました。
その事を、コンビニで一緒に働いていたヘビメタ先輩に暇つぶしで話した所、 異常に興味を示してきました。
「それなら、来週、一緒に登りに行こうよ。」
「えっ、もう9月も後半になってますよ。先輩、富士登山の経験あるんですか?」
「えっ。ないけど大丈夫。何とかなるよ。」
「。。。」
さすが、ヘビメタ先輩。あまりの自信ぶりに反論する事もできず、またその言葉は 冗談だと思っていたのですが、何故か1週間後にはヘビメタ先輩の車に乗って 富士山に向かう二人がいました。。。
「9月って、山小屋とか全部閉まってますよ。」
「大丈夫。大丈夫。一緒の登山者とか、結構いるでしょ。」
夜9時に中央高速を飛ばす車。社内にギンギンにかかるドリーム・シアターも 私の心の不安を飛ばすまでには、至りませんでした。
夜10時頃、富士山に到着。ここで、第1のトラブル発生。
私は、山梨側の5合目から登るつもりだったのですが、そこまで行くための道の 富士スバルラインが閉鎖されていたのです。 (後で知った事ですが、9月になると夕方ぐらいで閉められるそうです。。。)
仕方なく、静岡側に向かう私達。
「確か、静岡側の新5合目という所から登れるはずですよ。」
「じゃあ、そうしよう。」
車を飛ばし、そうして何とか、新5合目らしき所に到着しました。
車から降りる二人。
しかし当然ながら、真っ暗な中、周りを見渡しても、人っ子一人いません。
周りを取り囲むのは、漆黒の闇と、深い深い静寂のみです。
「大丈夫かな。。。」
思わず、ヘビメタ先輩がつぶやきます。
しかたなく駐車場を軽く歩いていると、駐車場の端に大型な車が止めてあるのが 目に入りました。どうやらその近くには人がいるようです。
思わず近寄る二人。
でも近寄ってみると、その人は何故か、迷彩服のような物を着ています。 そして、なんだかトランシーバーらしきもので、必死に通信を行っているようです。
。。。
自衛隊の人でした。。。
大型の車に見えたものは、自衛隊のバスでした。。。
「。。。」
「。。。」
思わず無言になる二人。
そのまま二人はきびすを返し、無言のまま頂上への登山道らしき所へと、 足を運んでいったのでありました。
次回、『凍死寸前の二人』へ続く。
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