ふと、匂いの記憶と味の記憶、音の記憶について考えた。
どれも実体がないわけだ。 しかしこの中で、匂いに関する記憶が薄いのは私だけなのだろうか?
触覚、視覚については実体が存在し よく接する事があるため記憶としてとらえやすい。 特に視覚は、我々の生活の大半を占め、 記憶のおおくは映像の形をとることが多いのだ。
音の記憶もいいだろう。 音楽を口ずさむこと、 頭でメロディーを思い起こすなど。
味はどうだろうか? これも問題ないとおもう。 食感という感覚が含まれるために 関連付けが出来ているせいかもしれないが。
ところが匂いの記憶となると…… いや、記憶としては存在するのだが 思い返すことがあまりないのだ。
私がにおいに無頓着なだけなのかもしれないが。 少なくとも『〜の匂いを思い出して』といわれて 素直に思い出せる自信はない。
いい香りは好きなのだが 嫌いな匂いと紙一重ということもある。
素晴らしい香りは強すぎれば気分が悪くなる。 弱い香りはなれてしまうと何も感じなくなる。
これほど扱いにくい感覚が他にあろうか?
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