真空ダイアグラム

ジーリー・クロニクル「プランク・ゼロ」の続編「真空ダイアグラム」読了。宇宙誕生の頃から存在しながらも他の知的種族と接触しない謎の超種族「ジーリー」。そのジーリーと人間の関わりを描くジーリー・クロニクルの短編集(メインは長編で数冊ある)の後半です。

ここで明らかになるジーリーの真の意図。そして人間の行き着く末はどこか。いかにもSFらしい全編と比べて,ここではSF的センスオブワンダーというより,なんだろう,冒険小説的なノリというか,「意志」の物語になってますね。あとがきにもあったけど,ヴェルヌの「タイムマシン」の最後の方を思い出したりします。

さあ,短編集を読むと今度は長編の方が読みたくなるんだけど,今は入手困難とか。うーむ。
2004年09月25日(土)

ま2の本日記 / ま2