ブラディ・リバー・ブルース

ジェフリー・デーヴァーの「ブラディ・リバー・ブルース」読了。映画のロケーションスカウト(映画監督の要望にそった場所を見つけ出してくる仕事)ジョン・ペラムシリーズの第二弾。これは旧作をリライトしたものと聞いた覚えがあるのだけど,どうなんだろう。
「青い虚空」あたりになると,もう反則技の嵐でものすごいどんでん返しの連続になるディーヴァーだが,ペラムシリーズではそのあたりがまだ抑えられていて,そのバランスがちょうどいい感じに思える。見てもいない証言をもとめられて警察やFBIから追われ,目撃者と勘違いされて殺し屋にも追われるというハマリ具合がなかなかいいですね。ただラストに向かってはちょっと破綻気味かなあ。映画監督が嫌なやつで笑える。
2004年06月10日(木)

ま2の本日記 / ま2